第86話 モンスターの種類(sideキロル)

ミナルが教室で魔法陣の書き方などを教えている時…キロルは…


「えっと…1つ質問していいですか?」

「どうぞ」

「何故1対1の授業なのですか?教室だって…別室だし」

「ハジメさんは魔力をそもそも持っていないので魔法陣の授業をやる意味がないと思うのですが…」


キロルがそう言うと、ハジメは机に突っ伏した。


「もうヤダ…この世界…」

「でも戻る方法なんてありませんよ?」

「まぁそうですけど…」

「では座学の方ですが…モンスターの種類を教えます」


するとハジメは目を丸くして言った。


「モンスターに種類ってあるの?」

「あります。沢山あります。座学はそれと戦術などですね」

「分かりました」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「〜なのでこのモンスターはこの部分が弱点となr…また寝てる」


やはり座学なのでハジメは寝てしまった。それも運動してからなので仕方のない事なのかもしれない。


「でもそこまでモンスターの種類は必要ではなくて、スライム系はここが弱点という法則があるから…」


どうやって教えようか授業を止めて、考えることにした。しかし考えすぎなのか頭が痛くなっていた。


「別に瞬殺すれば弱点など関係ないのでは?よし、やっぱり体鍛えよう」



自然にここを斬れば倒せるっていう直感もそれで分かるからなんとかなりそうですね。



ハジメの肩をたたいた。


「んん…あっ」

「良く寝られました?」

「あっえっと…はい」

「座学は貴方が寝るのでやめて、これからずっと体動かす事にします」


そう言うと、そこには絶望の表情をしたハジメがいた。


「ちょ、ちょっと待ってください」

「何か?」

「座学は?」

「正直言うと、座学なんて必要ないです」

「へ?」

「冒険者や騎士に必要なのは、ずっと戦える体力と剣の技量だけです」



一応、事実は言っているので問題はないはずです。



「それに弱点などは経験と勘でわかります」

「いや…でも」

「わかります」

「俺はこっちに来t…」

「わかります」

「はい…」


こうしてハジメのほぼ全ての授業が体を動かす事になった。


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「取り敢えず、これからの予定を言います」

「はぁ…」

「いくら訓練場だとしても出来ない事があります…というわけで…」

「あそこに行きます」


キロルが指をさした方向には大きな山があった。


「えっあそこって…」

「どんな魔物でも死ぬと言われているクレイル山脈です。別名、獄氷」

「いや死んじゃいますって。それに遠いし」

「大丈夫です。ミナル様に許可は取ってます」


一応プランBとしてこの事は伝えていた。ミナルは「あーうん…まぁ程々にね?」と言っていた。


「遠いなら縮地などを山に着くまでに身につけましょう。拒否権は無いです」

「俺…大丈夫かな…」


死ぬ可能性が出てきた事にハジメはかなりビビっていた。


_________________________________________

モチベください。

あとミナルの方は特に変わらないのでキロルとハジメの方をまずは書かせてもらいます。


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