第41話 お金
予想していた通り、1日では終わらずに次の日もやる事になった。
次の日も、ミナルはおやつを持ってきては配って…と自分が出来ることをした。
職員達は疲れてはいたものの、誰も根を上げなかった。
「これで…ラスト!」
始めてから丸3日。やっと最後のモンスターを鑑定して解体し終える事が出来た。
「「「「「終わったぁ〜」」」」」
嬉しかったのか、職員同士でハイタッチしたり握手したりして喜んでいた。
「お疲れさん。疲れたなぁ」
ハハッとグレイドは笑った。
「そうですね。しばらく寝ていたいです」
「同意見だ」
「取り敢えず、お疲れ様でした」
「お前もな。あっそうだ…お金は今渡す事も出来るが、どうする?」
うーん…早く帰って寝たいけど、やる事はやらないと。
「今もらいたいです」
「分かった、ならついてこい。ナタリーは…まぁいいか」
ナタリーは終わった喜びなのか職員達と話している。笑顔だった。
「凄い笑顔を見ましたね」
「たまに、そうゆう表情する時があるのさ。その時は運が良かったと思った方がいいぞ」
「そうですね」
「じゃあついてこい」
ミナルはグレイドに案内されて、ギルド長の部屋へと向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「さて…まぁそこに座ってくれ」
「分かりました。あの…お金は?」
「ちょっと待っててくれ」
そう言うと、大きな箱のようなところに行った。
カチカチカチ…
「もしかして…金庫ですか?」
「そうだ。見た目はこんな大きさだが中は物凄く広い」
「つまりギルドの金庫?」
「そうだな…おっ開いた」
カチッと音がして開いた。
「これと…これとこれだな」
チャリチャリ…
お金が擦れあって音がなっている。
「白金貨が5枚。黒金貨が25枚。大金貨が26枚。金貨が18枚。大銀貨が16枚だ」
「えっ?」
「俺も最初は同じ反応だったが、死んだ魔物の綺麗さ。素材のレア度などを考えてこうなった」
ちなみに、この世界での通貨は全部で8種類ある。下から、銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、黒金貨、白金貨である。
黒金貨や白金貨は滅多に出回らない。何故ならそれを使う場面が滅多に無いからだった。
「黒金貨や白金貨は金貨や大金貨に変換できるからいつでも言ってくれ」
袋に入った通貨をささっと亜空間の中に入れた。落としたりしたら怖すぎるのが理由だった。
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モンスター狩っただけで金持ちになった件について。ちなみに換算表は下のやつです
銅貨20枚で大銅貨1枚。
大銅貨10枚で銀貨1枚。
銀貨20枚で大銀貨1枚。
大銀貨10枚で金貨1枚。
金貨20枚で大金貨1枚。
大金貨50枚で黒金貨1枚。
黒金貨50枚で白金貨1枚。
白金貨や黒金貨が凄いという事を覚えてもらえれば幸いです。
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