第39話 職員総動員
次の日から、キロルはクエストを受けるために太陽が出る前にギルドへと向かっていった。
「私もそろそろ行くかな」
早めに朝食も食べたし、準備完了!
でも…どのくらいの金額になるのかな?
ガチャリ…
部屋の扉を開けて、ギルドへと向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ギルドの中に入ると、一気に目線がミナルにいった。
うぅ…なんか嫌だなぁ…じろじろ見てくる人もいるし。
そさくさとナタリーが座っているところまで歩いていった。
「おはよう。ナタリー」
「おはようございます。今日は色々売る日ですね」
「色々売る日って…まぁいいか」
「では、ついてきてください」
ナタリーに案内されて、ギルドの倉庫へと向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「おっ来たか。昨日ぶりだな」
「おはようございます。グレイドさん」
周りを見ると沢山の人がいた。おそらくギルドの職員だと思った。ミナルは感謝の礼をしようと思った。
「えっと…今日は私のために、皆さんが来てくださり本当にありがとうございます。今日はよろしくお願いします」
そう言うと、ギルド職員の人達が一斉に礼をした。
「なぁミナル。気になる事言っていいか?」
「何でしょう?」
「何処から出すんだ?モンスターは」
「ここからです」
そう言って、ミナルは亜空間を出した。出現したのはいつもの扉ではなく、亜空間へと続く穴だった。
「なっ⁉︎お前…」
グレイドは口をパクパクさせている。ギルド職員もこっちを見ながらピタッと止まっている。
「いま凄い事をしてる事、実感してるのか?」
「分かってます」
「はぁ…まぁ余計な詮索はしないさ。5体ずつ出していってくれ」
「分かりました」
ボトッ…
ボトッ…
ボトッ…
ボトッ…
ボトッ…
5体出すと、すでにギルドの倉庫がパンパンになっていた。グレイドは呆れていた。
「分かった、もう何も言わん。覚悟はしていた。お前ら!忙しくなるぞ!」
グレイドが職員達に呼びかけると、返事が帰ってきた。
「「「「「はい!」」」」」
突然の大きな返事でミナルはビクッとした。
「じゃあミナル。1体査定したら1体出してくれいいな?」
「分かりました」
こうして1000体査定が始まった。
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どのくらいかかるのか…キロルは片っ端からクエストを受けています。
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