第37話 1対1
それから練習場に向かった。練習場に行くと、冒険者がいた。
「割といますね」
「そうだな。だいたい20人程度ぐらいか?」
するとグレイドが口を開いた。
「ここに来た者に試合の説明をする」
しかし説明は簡単な事だった。
「1対1のタイマンでどちらかが降参、または戦闘不能になったらそいつの負けだ。いいな?」
じゃあ思いっきりやっていいのかな?
でも思いっきりやったらあっという間に終わるし…絶対耐えれない。よし、加減しよう。
「さて、最初は誰がミナルに試合をするんだ?」
「俺がやる」
そう言って出てきたのは、しっかりと装備をした若い男だった。
「なら、ミナル準備はいいな?」
「いいですよ」
えぇと…この男は剣士、そしてスキルがどれも近距離で使えるスキル。なら私も近距離で戦うかな。
「では、始め!」
グレイドが合図すると、その男は一気に間を詰めてきた。
「さっそくきたね」
「これでもAランクなんでね」
なるほど、確かに足のステップや間の詰め方などしっかりしている。これはしっかりやらないと。
「じゃあ私も…いくよ?」
男の視界からミナルが消えた。
「消えt…後ろだ!」
キィィン
男が剣でミナルの攻撃を防いだ…が。
「これはどうかな?」
そう言って、男の剣を取り上げた。
「あれ?俺の剣が…」
「どう?まだやる?」
「当たり前だ…よ!」
パシッ
拳で殴ってきたが、それを受け止めた。
「じゃあ眠ってね〜」
「えっ?あっ…」
その男に手をかざして『睡眠』スキルを使い強引に眠らせた。男はぐっすり眠っている。
「戦闘不能により、勝者ミナル!」
「まずは1勝」
するとキロルが走って近づいてきた。
「おめでとうございます」
「まだ1回しか勝ってないけどね」
「応援してるので頑張ってください」
「分かった」
それからミナルは特に苦戦する事もなく全員に勝った。
時々、加減が出来なくて相手が死にかけるなどあったもののミナルが回復させたので問題はなかった。
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戦闘描写は苦手です。
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