第27話 不死身用特訓メニュー②
「これにします!」
「決まった?おっこの武器は…」
キロルが選んだのは鎌だった。
「なかなか特殊なのを選んだね。なんで?」
「その…手に触れた時、なんかこれだ!って思ったていうか…なんというか…」
「分かった。じゃあもう一つ使えるようにしよう」
「なんでしょうか?」
使う武器が使えなくなった、弾き飛ばされて遠いところにいってしまった時、素手で戦うのは不利。だから…
「ナイフを使えるようになってもらうよ」
「ナイフですか?」
「そうだね…例えば、こんな感じに」
ミナルはナイフを取り出して、スゥッと腕を上げてから投げた。
スゥゥン…
投げたナイフは風を切って地面に刺さった。
「凄い…」
「使ってる武器が壊れたとか弾き飛ばされた時、いいと思うのだけど…ほら素手で武器を持った相手に立ち向かえる?」
「無理ですね」
「だから、目眩しとかそうゆう感じで使うの。どうかな?」
そう言うと、何かを決めたようにキロルの表情は変わった。
「分かりました。やれるだけやってみます!」
「よし、なら鎌やナイフの基本的な動作を教えるからその後は、私の複製と戦ってみて」
「分かりました」
えぇと…『死神の鎌』を『複製』してと。
あっ『万能武器』は元に戻ってね。
そう言うと、『万能武器』はシュルシュルと1つの剣に戻った。
「はい。これ」
ミナルはキロルに『死神の鎌』を渡した。
「ありがとうございます」
「あっナイフは鎌の基礎が終わったら渡す」
「はい」
「じゃあ早速やっていくから」
そうして、キロルはミナルに鎌の使い方を教わっていくのだった。
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短め。
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