第15話 最下層

「結局…もう一つの眼球は無いのかな…」



あるとするなら最下層。というかそれしかない。あっ着いた…えっ?誰も…いない。



ミナルが驚いたのはこの階層にモンスターがいない事だった。しかしミナルは気づいた。


「いや…いる。死んでるけど…」


椅子に座ったまま動かない状態の人?がいる。触ったら今にも崩れ落ちそうだ。ミナルはそれに近づいていった。そしてミナルはその人に対して気づいた事があった。


「目が…あれがまさか?」



多分、それに違いない…あれがもう一つの眼球。鑑定しよ。



ギルドカードはかなり前にスキルの量に耐えきれず壊れてしまった。しかし何処のダンジョンを行ったかなどは記憶されてるので、半分壊れて、半分動いている感じだ。

 


「鑑定!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

全知の眼球


ある神が作ったもう一つの眼球。この世の全てが分かる。しかしその眼球は人を選ぶ。それを着けるか着けないかは自分次第。銀色の眼球。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

もしかして…この人はそれで?


「それに…天翼の眼球が金色。こっちが銀色。なんか目立つなぁ〜」



問題はこれを着けるかどうか…むむむ…


「着けるしかないよね」


ミナルは今にも崩れ落ちそうな人からその眼球を取った。すると力が無くなったかのように崩れ落ちた。


「南無南無…取り敢えず…綺麗にしておこう」



浄化…



そう念じると周りが綺麗になった気がした。

そして全知の眼球がキラキラと輝いている。


「これを…着ければいいんだよね?」


ミナルはそれを左目に近づけた。


カポッ…


どうやら天翼の眼球と同じように自動で入るらしい。


『全知の眼球を着けたことによりこの世の全ての知識を与えます』


「なんか…嫌な予感がする…あっ」


ミナルはすぐに気づいた。


「眠たい…体が重い…」



取り敢えず…痛くないから良かった…


_________________________________________

終わりませんでした。

次で1章が終わる…はず(多分)


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