勇者「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

@zozoko

第1話

 はるか昔。

 古の時代に人々を恐怖のどん底に陥れた大魔王。

 その大魔王が封印されて数百年……長きにわたる時間の経過で封印が弱まり、大魔王が復活してしまった。


「ついに大魔王が復活してしまったか……」

「王よ!伝承での大魔王の力は強大です。とても我が国の兵たちでは手に負えません!」

「分かっておる。しかし、何とかせねば……かつての様な悲劇だけは起こすわけにはいかん」

「ならば……ここはかつて大魔王を封印した勇者の子孫に討伐を頼みましょう」

「勇者の子孫……」

「はい。勇者の子孫は我が国に存在します。かつて大魔王を封印した勇者の子孫なら……」

「確かに、それしか……致しかたない。勇者の子孫を呼び出してくれ」

「はっ!」




 数日後。

 王の間には、王と側近たち。そして、黒髪黒目の平凡な顔立ちの勇者がいた。


「よくぞ来てくれた。勇者の子孫……いや、今代の勇者よ。この国の代表としてお願いする。どうか……どうか!大魔王を倒してくれ!!この通りだ!」

「王よ!何をしているのですか!?いかに相手が勇者といえど、土下座をするなど!」

「何を言う!たった一人の青年に全てを託すのだぞ!土下座もせず、王の椅子でふんぞり返りながら頼むというのか!!」

「しかし!王としての威厳が……!」

「威厳がなんだというのだ!」

「しかし……!」


 王の土下座により急に始まった、王と側近の言い争い。

 そんな争いを見ていた勇者は、困惑もせず、何も言わず、ただ……膝を折り、頭上で両手を綺麗に重ね、頭を勢いよく地面につけて……土下座した。


「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「ぐあぁぁぁぁぁ!?」

「ぎゃあぁぁぁぁぁ!?」

「がはぁぁぁぁぁ!?」


 勇者が土下座した途端、王と側近たちが物凄い衝撃を受けたような声を上げる。

 が、その身体は一切傷ついていない。

 そして、そんな声が上がったと言うのに、勇者は声を気にもせず、喋り始める。


「俺の身を案じるために争いになってすまなかったぁぁぁぁぁ!!王の気持ちも、それを支える側近達の気持ちも理解できる!何と素晴らしい人達だと思う!そんな人達が争う姿を俺は見たくない!どうか争いをやめて欲しい!そして、王よ!ただ一言俺に『大魔王を倒して来い』とおっしゃってくれ!!俺は勇者の子孫!輝かしい功績をもたらしたかつての祖先の為にも俺は立ち上がり大魔王の暴挙を食い止め、世界に平和を訪れさせて見せる!!だから、俺に……勇者に、大魔王を倒せと命じてくれ!!」

「勇者よ大魔王を倒して来てくれ!!」


 コクッ。

 首を縦に振り、王からの命を受け取った勇者は立ち上がり魔王討伐へと向かった。

 そして、王と側近たちは先程の言い争いを忘れて、自然と勇者を送り出す気持ちになっていた。

 第三者が見たらおかしい状況。

 だが、この状況は何を隠そう勇者の力によって起こったのである。

 今代の勇者が唯一持っているスキル。











 『土下座』Level.100によって。












○○○○○○○○○○

 王城から大魔王を倒すための旅へと出た勇者は大魔王がいる魔王城に向かって、森の中を歩いていた。

 すると勇者の近くの茂みが揺れ、中からスライムが現れた。

 スライム。誰もが知っている最低級の魔物で、全ての生物へ経験値を与える為だけに存在していると言われる魔物。

 当然、勇者も経験値のためにスライムを倒す……わけは無かった。

 ゆっくりと近づいてくるスライムに対して勇者は同じくゆっくりと膝を折り……。


「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「ピギャぁぁぁぁぁ!?」


 また土下座した。


「様々な動物、人間、魔物の中でも最弱に位置するからといって今まで数多の人達がスライムを狩り続けてきてすまなかったぁぁぁぁぁ!!君達にとって我々人間は憎らしい相手であろう!それでも……それでも!せめて謝罪することだけは許して欲しい!すまなかったぁぁぁぁぁ!!君達はいずれ、スライムナイト、スライムソルジャー、スライムジェネラル、スライムキングなど、より強く進化するだろう!そのような存在へと進化できる、原初の存在とも言っていいのが君達だ!それだけ素晴らしい存在の君達に、このような不躾なことを言うのもはばかれるがどうか聞いて欲しい!今までの我々の悪行を許せとは言わない!ずっと憎んでくれてもいい!それでも!!どうか我々と争うのをやめて欲しい!!言葉で語り合って欲しい!!共に肩を並べて過ごして欲しい!!君達と友になりたい!!どうか!どうか!お願いする!すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「ピギィ!!」


 良いよ!

 まるでそう言っているかのように、スライムは勇者の肩にトントンと触れてきた。

 さらに、勇者がその場を去っていく際には『仲間にも伝えとくね!』と言った……ような感じを出した。




 スライムに土下座した勇者は、スライムが人を襲わなくなった事を伝える為、近くの町に寄り。


「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「ぎぃやあぁぁぁぁぁ!?」

「ぼあぁぁぁぁぁ!?」

「うおぁぁぁぁぁ!?」


 土下座した。

 謝罪内容は省略する。


 こうして勇者は、魔王城に進みながら土下座を続けた。


 ゴブリンに


「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「ゴブァぁぁぁぁぁ!?」


 オーガに


「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「グオォぁぁぁぁぁ!?」


 ワイバーンに


「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「ギイャぁぁぁぁぁ!?」


 ドラゴンに


「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「グアァぁぁぁぁぁ!?」


 そして、魔物に土下座した後は近くの町で人々に土下座。

 魔物はどんどん人を襲わなくなり、襲ってこない魔物を人々も積極的に狩ろうとしない。

 大魔王が復活したというのに、どんどん平和になっていく。そんな不思議な現実に人々は驚き、勇者を称賛した。

 そんな勇者の勢いは止まることを知らず、遂には各地を侵攻していた大魔王の四天王を相手取るまでになった。

 かつて猛威を振るった大魔王。その直属部下の四天王ともなれば、激戦が……




一人目


「わっはっは!よくぞ来たな勇者!我こそは大魔王様に仕える四天王が一人……」

「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「ぐあああぁぁぁぁぁ!?」




二人目


「ふっ……!ゾークをやったようだが、奴は四天王の中でも最弱!いわば四天王のつら……」

「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「最後まで言わせ……あんぎゃあぁぁぁぁぁ!?」




三人目


「よもやここまで来るとは……貴様のウワサは聞いているぞ勇者。珍妙な攻撃をするらしいが、私はあらゆる精神攻撃を無効化するスキルを持っている!しかもレベルは80超え!さあ!どこからでもかかって……!」

「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「ひぎゃあぁぁぁぁぁ!?」




四人目


「勇者よ!見せてやる!貴様なのような小狡い手など、四天王最強である我には通じんということを!!喰らえ!『究極魔拳・黒雷命……」

「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「ぐおおおぉぉぉぉぉ!?」




 起こらなかった。

 各地に存在した四天王と秒速で決着をつけた勇者は、いよいよ大魔王が根城にしている魔王城へと向かった。


「来たな勇者!」

「我ら双子は魔王城を守る門番」

「貴様が四天王様たちを倒した猛者でも」

「ここは決して通さない!」

「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「「ぎいぃやあぁぁぁぁぁ」」


 魔王城に着き、ものの10秒で門番を突破。

 その後の魔王城内での戦いも……。


「勇者め!よくも門番を……」

「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「がはぁぁぁぁぁ!?」


「これ以上先へは……!」

「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「うがあぁぁぁぁぁ!?」


「我が命を燃やしても貴様を……」

「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

「ぬおあぁぁぁぁぁ!?」


 敵に遭遇した瞬間、ジャンピング土下座をかまし、相手に行動をおこさせず勝利。

 土下座しながら勇者は突き進み、遂に大魔王がいる魔王の間の扉へとたどり着いた。


「………………」


 扉を見つめること数秒。

 勇者は扉から距離を取って走りだし、勢いよく跳躍しながら扉を押し開いた。

 そして空中で土下座の姿勢を完成させ、魔王の間に入ると同時にジャンピング土下座を完成……!


「すまなかっ……ッ!?」

「ほう?避けたか。流石は勇者といったところかのう。ただ謝るだけではないようじゃ」


 出来なかった。

 突如飛んできた紫の閃光。それを躱すため、勇者は土下座をキャンセルして身体をひねり、地面を転がった。

 何とか避けた閃光。それは、勇者が先程まで居た場所に穴を開けていた。


「…………!!」

「ふふっ。何を驚いておる?今まで我の部下達に何もさせずに倒した勇者じゃぞ。開幕、即死攻撃を叩き込むくらいするじゃろ?」


 クツクツと笑いながら、大魔王は勇者を見下ろしていた。

 その容姿は、人で言うところの女性に近い身体。そこに角と羽があり、見ただけで分かる強大な魔力を身に纏っていた。


「………………」

「ん?どうした?我の圧倒的魔力を見て言葉も出んか?まあ、そうじゃろうな。お主のようにろくに魔力もなく、ただ土下座するだけの勇者には我の存在は脅威じゃろう」

「………………」

「それにしても、我が部下たちも情けない。たかがこの程度の力しか持たん勇者に次々とやられるとは……使えんな。やれやれ。」


 沈黙を貫いていた勇者。

 その勇者が……大魔王の言葉を聞き、口を開いた。


「弱い犬ほどよく吠える」

「……は?お主、いま何といっ」

「弱い犬ほどよく吠えると言った。俺が今まで土下座してきた相手たちは、お前を慕っていた。仲間を大切にしていた。たとえ敵対していてもそれは理解できた。だが、お前はどうだ?仲間を使えないと侮辱した。お前を慕っていた仲間をだ。この時点で……お前の格が知れる。お前より、お前の仲間たちの方がよっぽど強かったな」

「…………そうか」


 それだけ呟き、大魔王は……全身から魔力を放った。


「どうやら……さっさと死にたいらしいな。その望み叶えてやる」

「できるならな。俺は……犬にやられる程弱くはない」

「………………」

「………………」

「「いくぞ!!」」











 そこから、超次元の戦いが始まった。











「死ね。『千の閃光サウザント・ライト』」

「秘技……ジャンピング土下座・無限インフィニット!!」


 大魔王から放たれる千の閃光。それを勇者は飛び跳ねながら躱す。

 その動きはただ躱す動きではなかった。躱しながら土下座をしようと動いていたのだ。

 もはや回避が土下座の中に組み込まれているその動き。それをみて大魔王は、即座に新たな攻撃を繰り出す。


「千では捉えられんな。むしろ土下座をされそうじゃ。ならば……『万の閃光ミリオン・ライト』」

「……!?ジャンピング土下座・加速アクセル!!」

「ほう。まだ、早くなるのか。なかなかにやるのう。では……どこまで耐えられるか試してやろう」


 そう言って、大魔王は無数の火球を自分の周りに出現させた。


「いくぞ?せいぜい足掻けよ?」

「ッ……!?」









 3時間が経過した。勝負は未だついていない。










「いい加減にくたばれ!!『地獄氷牢ヘル・アイスロック』!!」

「ジャンピング土下座・陽炎ヒート・ヘイズ!!」


「クソッ!?『九龍爆炎ナインドラゴン・バーストフレア!!』」

「ジャンピング土下座・流星シューティング・スター!!」


「これなら!!『天罰落雷ネメシス・ライトニング!!』

「ジャンピング土下座・神速ゴッド・スピード!!』


 当たらない。大魔王の攻撃は一つたりとも当たらない。

 どれだけ早かろうが、どれだけ手数が多かろうが、どれだけ火力が高かろうが……勇者はその全てを躱していた。


「クソッ!クソッ!クソッ!!いつまでも耐え続けおって!!もういい!最初からこうすれば良かったのだ!!」


 大魔王が天に手を向け、魔力を集約させる。それを見て、勇者は直感した。


 『あれはマズイ』と。


 この3時間で、大魔王の攻撃を幾多と避け続けた勇者。

 その勇者でも、あれは避けきれるモノではないと判断した。

 即座に勇者は、土下座をしようと動いた。

 ……しかし、それは遅かった。


「魔王城ごと消し飛べ!『終焉の終わりジ・エンド』!!」


 大魔王が腕を振り下ろした瞬間、闇が降りてきた。

 上を見上げれば、先程まであった天井は存在せず、ただ黒い……どこまでも黒い、漆黒の闇があるだけだった。

 闇はどんどんと降りてきている。直ぐに勇者も飲み込まれてしまうだろう。

 そして……勇者に、これを防ぐ手立ては無かった。




 今から魔王に土下座をする?

 その間に闇に飲まれてしまうだろう。


 魔王城から逃げる?

 最速の神速を使っても遅い。やはり闇に飲まれる。




 詰んだ。

 勇者は悟ってしまった。どうしようもない事実に。

 どう足掻いても、もはや勝てない。

 もう、すぐに自分は死ぬ。


「ははっ!良いぞ!その顔!そういう顔が見たかった!!絶望のまま死ね!」

「………………」


 絶望のまま……死ぬ?

 ……俺は何だ?俺は勇者だ。

 たとえ攻撃系スキルを持たずとも、たとえ強靭な肉体を持たずとも、たとえ膨大な魔力を持たずとも……俺は勇者。

 勇ましき者。人々の希望。生まれた時から宿命付けられた役割。

 そんな俺が絶望したまま死ぬ?


「ははっ……無いな」


 俺は自分が勇者だと思ったことはない。土下座しかできない奴のどこが勇者なんだ。

 そんな勇者の話しがあったら、鼻で笑う。

 俺はただ……皆が認める勇者であり続けようとして来た。

 土下座だけしかないなら、それを極め全てに打ち勝つ。

 例え、笑われようともいい、馬鹿にされてもいい、貶されてもいい。

 ただ人々の笑顔を守れれば。それだけで。


「だから……絶望してる暇なんて無い!」


 俺は動いた。

 自分にできる事をするため。自分ができる唯一の事をするため。

 膝を折り、手を揃え、頭を下げ……。


「くくっ。悪あがきを。今更、我に土下座をしたところで意味などない!」

「……お前にじゃない」

「は?」

「俺が土下座するのは……」


 限界を超えろ、今だけでもいい。

 諦めるな。全神経を研ぎ澄ませ。

 持てる力の全てをこの一回に賭ける!!










「すまなかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」












 その瞬間、闇が止まった。


「は?え?な、にが?」

「すまなかったぁぁぁぁぁ!!大魔王から放たれた最高の魔法であるお前に謝罪をしている時点で大変に申し訳ない気持ちでいっぱいだ!それでも謝罪したい!お前はきっと今まで大魔王の切り札として戦ってきたのだろう!つまり長期休暇を約束された悠々自適な生活を満喫してきたと言うことだ!それなのに今回、俺が大魔王相手に無駄に粘ってしまったせいで出番を与えてしまった!!きっとさぞやお怒りと思う!!急に休暇を返上され仕事に駆り出されたのだから当然だ!!仕事に駆り出させてしまった原因である俺がこのような事を言うのは大変申し訳なくすまないと思う!!だから!俺が大魔王を何とかしてお前の休暇を永遠に取らせる事を約束しよう!!今の仕事も放棄してもらって構わない!だから……どうか、謝らせて欲しい!!すまなかったぁぁぁぁぁ!!」

『ok。帰るわ』

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?ちょ、待っ!?お前喋れたの!?てか、我の許可なく消えるな!!おい!?」


 勇者の渾身の土下座。

 その土下座は、スキル限界の壁を超え、生物に限らず、森羅万象あらゆる者に土下座の効果を及ぼすまでになっていた。

 故に、生物ではない大魔王の魔法にもその効果を与え、打ち消したのだ。


「ば、馬鹿な……?我の最高の魔法が……やぶ、れた?」

「……すうぅぅぅぅぅ」

「はっ!?その構えは!?まずっ……!」

「ジャンピング土下座・頭突き!!」

「ガッ!?ハアァぁぁぁぁぁ!?」


 大魔王が動揺してる間に、勇者の土下座が大魔王の顔へと襲いかかり……壁へ激突した。

 大魔王は鼻から血を垂れ流し気絶。当分目を覚まさないだろう。


「……勝った」










 かくして、大魔王は勇者により倒され、今では魔物の纏め役として毎日、書類仕事をやらされている。

 大魔王を倒した勇者は、国に戻ったあと、国王ならびに国民から多いに称賛され、歴代最高の勇者と呼ばれるまでとなった。


 そんな勇者だが、別の大陸で大魔王を上回る超魔王と呼ばれる存在が確認された為、その脅威を食い止めるべく再び旅を開始していた。

 流石に別の大陸までは、勇者のスキルの効果も及んでいなかったので……勇者は再び魔物相手にアレを行うのだった。


 膝を折り、手を揃え、頭を下げ……













「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」














 いざ、土下座。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

勇者「すまなかったぁぁぁぁぁ!!」 @zozoko

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ