第4話親友

「未来!」


理恵は、未来の姿を見つけると泣きながら抱きついてきた。



部屋に通しても理恵は泣きっぱなしだった。



「どうしたの?理恵?」


「翼にね、別れたいって言われたの…。」


ん?理恵は上司と付き合ってるんじゃない?と聞きたかったが


「また、痴話喧嘩?」


と未来は言った。


「違うの…今回は、本気みたい。電話もメールしても返事がないの…。」



未来も困ってしまった。さっきまで自分の事で大変だったからだ。


「未来から翼に連絡してくれないかな?」


「分かったしてみる。明日も早いからとりあえずうちに泊まりな。」



ありがとうと言って理恵はまた泣き始めた。



未来は、理恵の背中を擦りながら憂鬱な気持ちになった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る