02話.[あるのだろうか]

「遅れてしまってごめんなさい」

「いいよ、まだ11時45分だし」

「あなたが先にいるとは思わなくて、驚いたわ」


 ま、僕だって最低限の常識はあるつもりだ。

 いまみたいに悪く言われないように早く着くようにするとも決めている。

 僕のことなんて全く知らないだろうから知らなくても無理はないが、中々に失礼な反応だと思うけどね。

 が、そこを指摘して空気が悪くなっても嫌だからとなにも言わずに付いていくことにした。

 今日はあくまで運動をするために来ているのだ、写真を撮りながら歩く彼女に付いていくだけでいい。


「いいの? 付いてくるだけで」

「うん、適当にされたくないでしょ? 千葉さんに付いていくからさ」

「そう」


 長い髪を上の方でまとめたうえに帽子をかぶっているのもあって少しボーイッシュに見える。

 それが違うのだとしても、普段のあれからは想像できないぐらいの活発さを感じるというか。

 まだ歩き始めたばかりだからなんにも知らないけどね。

 どういう気持ちで撮っているのかねえ。

 格好は日焼けをしたくないのか薄長袖で下はズボンと。

 ……半袖半ズボンで来た僕が場違いみたいだなこれじゃ……。


「蟻がいるわ」

「そうだね」


 どうやらこれも対象らしい。

 彼女はやけに真剣な顔で――いつも通りの無表情でそれらにカメラを向けていた。

 ついでに捨てられていた紙パックジュースにも、その後はゴミ箱に捨てていたけど。


「うーん、本当はもっと絞って撮るんじゃないの?」

「そうね、けれど趣味みたいなものだから、先生も迷惑をかけなければそれでいいって言ってくれたわけだし」


 それならもうあんな寂しい部室というか倉庫に行かなくていいと思う。

 よっぽどその移動時間をなんらかの写真を撮るために使った方が意味のある時間を過ごせる。

 撮るまでしているのかは分からないが、彼女はその後もなにかを見つけてはカメラを向けてを繰り返していた。

 自分から言ったんだけどさ、彼女の荷物を持っている状態なんだよね。

 なんだこれってなる、明らかに彼女ひとりの方が集中できて良かったよねとも。

 ……クッキーの件がなかったらまず間違いなくここには来ていないぞと内で呟いた。


「暑いわね」

「ちゃんと水分補給しないと駄目だよ」

「そうね、バッグを貸してちょうだい」


 彼女はバッグからボトルを取り出して自分だけ飲み始めてしまった。

 仕方がないから近くの自動販売機で飲み物を買って口及び体内を潤した。


「ご飯は食べてきたの?」

「いや、帰ってから食べるからいいよ、日曜日とかは基本的に朝とお昼は食べないんだ」

「駄目じゃない、3食ちゃんと食べないと」

「千葉さんってなんかお母さんみたいだよね」

「食べなきゃ駄目よ、あとは早寝早起きをしなさい」


 くそぉ、大輝の奴本当に来ないことを選択しやがって。

 やっぱり彼女は苦手だ、本当のことを言えば嫌ってくれるだろうか。

 この子といるぐらいなら寝ていた方がマシ、モテない方がマシ。


「早く行こうよ、早く帰りたいから」

「そうね、あまり付き合わせるのも悪いし、行きましょうか」


 怒れよっ、無表情で返されるのがなんかすごい恥ずかしい。

 それでも彼女は決して怒ることはせず、「もう帰っていいわ」なんて言うこともせずに続けていた。

 結局、16時頃まで彼女のそれは続き、校門のところに戻ってきたときにはへとへとだった。

 他人に合わせて付いていくというだけでこんなに疲れるのかと初めて知る。


「お疲れ様、付き合ってくれてありがとう」

「ま、これで分かったでしょ? 僕なんか誘ったところで微妙な気持ちになるだけだって」

「そうでもないわよ、だって無理やり付き合わせてしまったのだから」

「他の人を誘ってね、それじゃ」


 そもそもの話、下手に出ないと会話をすることすらできないっておかしい。

 この容姿やこういう性格に生まれた時点で終わり、頑張るだけ無駄。

 歩いていただけで汗をかいていたので、家に帰ったらすぐにシャワーを浴びた。

 そこからはお昼寝、夜になったら母のご飯を食べて入浴。


「はぁ……疲れた」


 もうあんなに歩きたくはない。

 それと、女の子の後ろを歩くというのが想像以上に精神ダメージになったのだ。

 なんかじろじろ見られるし、ひそひそと話されるし、まるでストーカー扱いだった。

 あの子と関わるといいことがなにもない、まだ関わってから時間も立っていないのにこれだ。


「あ、大輝?」

「ちゃんと行ったのか?」

「行ったけどさ、もう2度とあの子と出かけたくないよー……」


 あったことを説明しておく。

 逆になにもなさすぎたのだ。

 そもそもね、性差で時間が激しく違うから行った自分が馬鹿だった。

 買い物とかそういうことに付き合ってすぐに帰れるわけがないじゃん。

 それなのに僕ときたら欲に負けて付いていってね。


「ま、無理をして行っても空気を悪くするだけだからな」

「途中から嫌われるために早く帰るために早く行こうとか言っていたんだけどね」

「馬鹿かよお前、せっかく異性が近づいて来てくれているのに。このチャンスを逃したら一生非モテだぞ」

「どうせ一生非モテですよ、これまでバレンタインデーチョコも1個も貰ったことがありませんからね」


 朱夏さんがいるじゃんと言う人もいるかもしれないが、例え義理でも駄目だと大輝が止めているのだ。

 故に僕は毎年0個を記録し続け、母に貰い続けるという男として情けない人生を過ごしているのが現実だった。

 いや不公平だ、必ず1個は貰えるような政策を作ってほしいものだと思う。


「それでも行ったのは偉い、だから……朱夏がお前にあげたいって言うなら貰えばいい」

「ありがとう、それがなかったら間違いなく引きこもっていたよ」

「奪うなよ?」

「奪えるわけがないでしょ。大輝のことが好きだし、僕のことを好きになるような人間はいないんだから」


 通話を終わらせて電気も消してしまう。

 昼寝をしてようが全く問題なく寝ることができる。

 だから今日もすぐに気持ちのいい世界へと行くことができた。 




 ああ、誰にも邪魔をされないって幸せだ。

 10分休みなんかじゃ満足に寝られないから大抵は寝たふりになる。

 そして僕なんかに話しかけてくる稀有な存在は大輝ぐらいしかいないので、それでも気持ちのいい時間を過ごせていた。

 多少うるさいぐらいが逆に落ち着くものだ、そのおかげで聞きたくない声を聞こえなかったということでスルーできるから。


「……嫌われてしまったのかしら」

「……違うよ、寝ているときは話しかけてほしくないだけ」


 今日は日直も係の仕事もない日。

 それなのに彼女はずかずかと土足で踏み込んでこようとする。


「昨日はありがとう、それと、ごめんなさい」

「謝るのはやめてくれないかな、僕だって自由に言わせてもらっていたんだからさ」

「……少しむかついて16時頃まで付き合わせたの」

「え、そうだったんだ? 僕はきみに嫌われるためにやっていたんだ、じゃあ間違っていなかったんだね」


 待て、いちいち嫌われようとしなくても勝手に嫌われたか。

 間違いなく昨日の態度を見て次も誘おうなんて考える人はいない。

 誘ってきた相手があんな態度を取っていたとしよう、そうしたらまず間違いなく最近で言えばSNSで愚痴るところだろう。


「そんなことをする意味がないじゃない」

「千葉さんのことが苦手なんだよ、だからそうすれば来なくなるだろうなって思ってさ」

「私がなにかしたかしら……」

「違うよ、僕が弱いだけ、非モテである理由ってわけ」


 異性になにを言っているんだろうか。

 教室にいてもだんまりだった彼女をここまで話させることができただけ良しとしよう。

 後はイケメンとか可愛いとか綺麗とかに任せて僕は引退だ。


「あ、お礼がしたいのだけれど」

「え、それなら来なくなるのが1番のお礼かな、僕なんかのところより他の子のところに行った方がいいって」


 ああいう露骨にがっかりしたような顔が本当に嫌いだ。

 頼んだわけでもないのに近づいて来て、こっちに不満があるというような顔で見てきたり、言葉を発してさ。

 嫌いになっていいからどこかに行ってほしい、こっちだって話しかけたりなんかしないから。


「零くんのばかっ!」

「うわっ、い、いたんですかっ?」

「もっと素直になりなさいっ、そしてお友達を作りなさいっ」


 そう言われてもね。

 友達を作らなければクッキーなどはなし、と言われてももう動くつもりはない。

 甘えすぎるのも問題だ、言うことを聞かなくて離れて行ってしまうのだとしても変えるつもりはない。

 自分に酔っているわけでもない、今更どうこうなる問題ではないということだ。

 他人を羨ましがったり、妬んだりはしないから放っておいてくれや。


「仲良くしようよ、せっかく来てくれているんだから」

「流石、大輝の彼女ですね、同じことを言っていますよ」

「誰ってそう言うよ、だから、ね?」

「朱夏さんに言われても変えるつもりはありませんよ」


 この前みたいな態度をしておいてやっぱり仲良くやろうなんて虫が良すぎる。

 これでも一応自分の立場を考えて行動しているのだ、そこを邪魔されたらもうどうしようもなくなってしまう。

 だから寝るのだ、現実逃避だと言われてもいいから暇な時間はずっと。

 どうせ社会人になったら働いて働いて、ちょっとできた休憩時間には寝ることぐらいしかできないのだから。

 どんなに友達思いな人間だろうと優先順位が変わってくるもの。

 ならそんなものには囚われずにいまは自由にしておけばいいと考えている。


「朱夏、余計なことを言わなくていいぞ」

「大くん……」

「零がそう決めたのなら俺らはそっか、とだけ言っておけばいいんだよ」

「でも……」

「零が決めたことだ」


 さり気なく目の前でイケメンムーブを見せてくれたよこの人。

 不安そうな顔で見てくる彼女の頭を一撫で、必殺技だ。

 もう彼女の中では僕のことなんてどうでも良くなっていることだろう。


「零、でも仲良くしたくなったら素直になれよ?」

「したくなったらね」


 なんで僕は彼と関わりがあるのだろうか。

 実は同じレベルだったとか? イケメンすぎて近づきにくいだけとか?

 ありえない、となると、彼が相当変人ということになる。

 まあ、格好いい人間が全員善人だとは考えていないわけだし、おかしくはないのかもしれないけど。

 なんか怖かった。

 でも、僕を騙してなにかを奪おうとしたところでなにもないのだからそんなことはしないって考えて捨てたのだった。




 どうしたものかと考えていた。

 教室にふたりきりというわけではないが、ずっと書き物をしている彼女が気になっている。

 とはいえ、今日の態度で更に壊してしまったものだからやはり動けないと。

 馬鹿が、こんなことをしていても気持ちが悪いだけだから帰ろう。


「あっつ……」


 こんな中でも大輝は運動をしていると考えると、物好きだなって言いたくなる。

 朱夏さんはどうしたんだろう、今日はあれから来ていなかったけど。

 彼女がいてくれる生活ってどんな感じなんだろう。

 多分、未経験の僕には分からない面倒くさいこともあるのかもしれないが、やはりいい部分ばかりに目を向けてしまう。


「あ、零ー」

「あれ、母さんこんなところでなにをやっているの?」


 人の家の塀の前でしゃがんでなにをやっているのか。

 そうしたら急に「おんぶしてっ」とか言ってきた。

 どうせ帰る場所は同じだからとしてあげたのだが、質問に答えてもらっていないことを思い出して足を止める。


「暑くて日陰にいたの」

「それなら早く帰ってエアコンでもつければ良かったんじゃ?」

「そんなもったいないことはできないよっ」


 母は「今年は点けるの禁止だよっ」なんて残酷なこと――ではないことを言っていた。

 人工的な冷風は嫌いなので僕はそれでいい、ま、扇風機ぐらいは動かすことになりそうだが。


「ふぃ~、着いた~」

「というか、今日は早いね」

「うん、速攻で終わらせてきた」

「なにかあるの?」

「ないっ、明日がお休みだからというだけっ」


 そうだ、普通はこうなる。

 母は休みの日になると寝てばかりなので、千葉さんも見習った方がいい。


「でも、その前にお買い物に行かなくちゃ」

「それなら手伝うよ」

「え゛」


 失礼な反応だ。

 僕だってたまには親のために動くさ。

 荷物持ちぐらいしかできないけど、なにもしないでいるよりはいいと思う。

 1度こっちへ来たのはお金を忘れたかららしい。

 おっちょこちょいなところがあるというか、いい歳なんだからもう少し気をつけてほしいとなんとなくそう考えた。

 既に暑いのもあって買いだめというのもできなくなっていた。

 だから母は3食分ぐらいに留めて食材を選んでいく。


「長谷川君?」

「千葉さんか」


 なんかカゴを持っていると若妻みたいだな。

 多分、誰とも付き合ってはいないだろうから家族のためなのだろうが。

 荷物運びが僕にできる唯一のことだから急いで離れたりはしなかった。


「放課後はなにを書いていたの?」

「あ、今度の土曜日に色々な場所に行ってみようと思って、どのように行けば効率がいいのか調べていたの」

「そのときは気をつけて、あとは水分補給とかも忘れずにね。あっ、お金も忘れたら駄目だからね? 本当に後悔するから気をつけて」


 手前に言われなくても分かっているって話か。

 偉そうに言ってしまったことを謝罪して母のところに戻る。


「あれは誰?」

「同じクラスの子」

「よし、誘おうっ」

「は」


 ああ、僕はもうなにも知らない、なにも見ていない。

 母がどう暴走しようが僕には関係のないことだ。

 稼いでいるのは両親ふたりで、その片割れが誘うということなら拒否はできない。

 もっとも、彼女は拒否する権利があるからどうなるのかも分からなかった。


「い、いいのかしら」

「大丈夫っ」


 まさか彼女が受け入れるとは思わなんだ。

 賑やかな場所とか苦手そうなのに。

 母なんか特にうるさいから余計に。

 しかも、母だけではなく父もうるさいという二段構え。


「千葉さん、食材をしまいに行かないと」

「あ、そうね」

「それなら零を貸すよっ、持たせればいいからねー」


 ……もう手伝うのはやめようと決めた。

 仕方がないから許可を貰ってから彼女のそれを持たせてもらうことにした。

 結局、持ちませんでした、なんてことが母に知られたらご飯がなくなる。

 父に知られたら何度も「チキンだなっ」と言われながら背中を叩かれる。

 あれ、普通に暴力だよね、やっている側はふざけているだけなのだろうが。


「ごめんなさい、あなたは私のことが苦手なのに」

「母さんが誘って、千葉さんが行くと決めたのなら文句はないよ」


 彼女の方もそんなに買っていなかったから重くもないし。

 これでも一応、男だからね、これぐらいはなんてことはない。


「あ、ごめん、家を知るためにこんなことをしたわけじゃないんだ」

「別にいいわよ、寧ろ持ってくれてありがとう」

「待ってるから」

「ええ、すぐに戻ってくるから」

「ゆっくりでいいよ」


 彼女が出てくるまでの間、色々と考えていたが今更仲良くなんてやっぱりできない。

 あんな失礼な態度を取っておいてなんだお前って話だろう。

 出てきた彼女を家まで連れて行って、ご飯の時間まで部屋に引きこもる。


「はぁ……」


 最初で最後のチャンスを自分で潰してしまったようだ。

 こうして近づいて来てくれることなんてこれまでなかったのに。

 全て大輝目的、今回もそうだと脳が判断して避けようとしたのかねえ。


「零ー」

「ノックくらいしてよ、どうしたの?」

「オムライスとハンバーグ、どっちがいい?」

「え、それならハンバーグかな」

「でも、七星ちゃんがオムライスって言ったからオムライスにするねっ」


 じゃあ聞かなければいいのに。

 ま、オムライスも美味しいから気にしなくていいか。

 ケチャップが美味しいだけなんだけど。

 大体18時半頃に食べることになって、食べ終えたら流石に引きこもることはできなかった。


「じゃ、送ってくるからお風呂溜めておいて」

「分かった。あ、七星ちゃん、また来てね」

「はい、今日はありがとうございました」


 女性同士だからなのか、それとも大人と子どもだからなのか、簡単に名前呼びをできるのがすごい。


「ごめんね、母さんが」

「いえ、優しい人で良かったわ」


 なんだか不思議な気分だった。

 7月最初の微妙な気温に包まれながら彼女と歩いていることに。

 7月ということもあっていまの時間はまだ真っ暗というわけじゃない。

 それでもこんな時間に異性といることがこれまでからすれば信じられないことで。


「日曜も今日もごめん、……馬鹿なことを言ったから」


 自分がされたら嫌なことをしてしまった。

 いくら現実逃避をして悪く言われてもいいなどと考えたところで実際は違うから。


「どうしたの? なにを不安になっているの?」

「自己満足だけどさ、こうして謝りたかったんだ、だから今日は来てくれて良かった」


 恥ずかしい、彼女の家が近くで良かった。

 だからすぐに別れられたし、ひとりになってからならいくら時間をかけようが問題もない。


「あぁ、くそぉ……」


 こういう恥ずかしさを乗り越えた先に、なにかがあるのだろうか。

 大輝もあれでいて恥ずかしいと思ったことがあるのだろうか。

 どんなに容姿などが違っても結局は同じ人間であることには変わらない。


「ただいま」


 お風呂にでも入って、


「えぇ」

「零が遅いから先に入ってまーす」


 母の裸を好き好んで見るような趣味はないからリビングのソファに寝転んでおく。

 馬鹿だなあ、もしかしたら来年のバレンタインデーは初めて貰えたかもしれないのに。

 これだから非モテは、そういう風に馬鹿にされても仕方がないことをしてしまった。

 それこそ寝ることなんていつでもできたんだから合わせておくべきだったのだ。

 いや、合わせはしたけど、あんな早く帰りたいから早く行こうなんて可愛げのないことを言ってさあ……。


「ふぃ~、ただいま~」

「おかえり……」

「七星ちゃんと喧嘩でもしちゃったの?」

「いや、僕が馬鹿だったというだけだよ」

「馬鹿ではないよ、お手伝いとかしてくれるいい子だよー」


 母の優しさがしみ――よりダメージを与えた。

 すごい悲しい気持ちになりながらお風呂に入ることになった。

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