第二章 周りの認識を改善する。

前書き

第二章からのスタートの為の紹介と備忘録

※このエピソードは第二章から読み始めたい人と、作者自身の為の備忘録です。

 キャラの名前とか、作者自身も間違えたり忘れたりするから。


【世界観】

 乙女ゲームの世界ですが魔法は存在しません。

 文明設定は実世界で言うところの、19世紀末前後です。前後10~20年ぐらいは範囲に入ってます。厳密ではありません。車もあります。銃もあります。でも、剣も馬もまだ現役です。文明が手作業から機械工業化しはじめた頃、といった感じ。


【第一章あらすじ】

 主人公・セレーネは、再婚と同時にここが乙女ゲームの世界であり、再婚相手の連れ子・アティが乙女ゲームの悪役令嬢であると気づく。

 主人公はアティを悪役令嬢ではなく普通の美少女にするべく奮闘する。

 アティが悪役令嬢になるきっかけとなる事件を事前に阻止する事に成功。

 そうしているウチに、主人公の周りの対応にも少しずつ変化があり、アティの身の回りが改善し始めてきた事を実感し始めた。



【キャラ情報】

セレーネ

 主人公。貧乏子沢山の伯爵家長女。バツイチ。

 今は結婚して悪役令嬢の継母。

 昔熊に襲われた為、身体中に傷がある。

 また、結婚前に男装して剣術大会荒らしをしてたりする肉体派。

「北方の暴れ馬」という異名を持つ。

 アティを普通の美少女にするべく奮闘中。


アティ

 本名: アティ・エウラリア・カラマンリス

 乙女ゲームでは悪役令嬢。今はまだただの可愛い幼女で侯爵令嬢。菫色ヴァイオレットの瞳とプラチナブランドの髪。ふわふわ。四歳。花が好きな大人しいタイプだが、継母の影響でアクティブに目覚めつつある。

 実の母は赤子の時に亡くなってる為、実母の記憶はない。

 好きな花は沈丁花ウィンターダフネ

 主人公の男装姿を『セルギオス』という誰かだと思ってる。でもあんまり深く考えてない。


ツァニス侯爵

 本名: ツァニス・テオ・カラマンリス

 侯爵。アティの父で主人公の夫。

 あまり口数は多くなく、不要な事も必要な事も言わないタイプ。最近突然主人公にベタベタし始めた。黒髪でアティと同じ菫色ヴァイオレットの瞳。

 主人公が男装して剣術大会荒らしをしてた時に、その男に惚れ込み、死んだ彼との接点を持ちたく(あわよくばその血を継ぐ子供が欲しく)、妹である主人公と結婚した。

 主人公が剣術大会荒らしをしていた張本人だという事は知らないし、妻が男装して暴れまわっている事も知らない。『セルギオス』という男が、今も生きているのではないかとちょっと思ってる。


サミュエル

 アティの家庭教師。男性。片眼鏡モノクルをつけて頭脳派にみせかけてるけど、そうでもない。乙女ゲームではアティを傀儡にして権力把握を企む悪役だった。

 主人公の男装姿を、世間には秘密にされた主人公のもう一人の兄だと思ってる。(主人公に嘘吹き込まれて信じた


マギー

 アティの子守の一人。子守頭の女性。

 元、いいとこのお嬢様。我慢強くちょっと辛辣。乙女ゲームではアティを共依存に陥らせた悪役だった。

 主人公の男装姿を知らないが『セルギオス』という正体不明な男の存在は知ってる。


エリック

 本名: エリック・スタティス・アンドレウ

 乙女ゲームの攻略対象。公爵嫡男。四歳。

 乙女ゲームでは正義感が強く短絡的な金髪碧眼の典型的王子キャラ。

 主人公が咄嗟についた『アティを守るドラゴン騎士団』という嘘を信じて、日々修行に邁進中。

 主人公の事は『ドラゴン騎士団の団長』の『セルギオス』だと思って信じて疑わない。つまり、主人公の事を実は男だと思ってる。


イリアス

 本名: イリアス・ライサンダー・テオドラキス

 乙女ゲームの攻略対象。宰相をしている侯爵家嫡男。

 乙女ゲームでは虚弱なヤンデレ。現在、唯一主人公の男装を知っているが、誰にも言う気はない。依存対象を主人公に移したくさい。

 現在、エリックの世話係。十一歳。健康な弟が親に溺愛されている為、廃嫡寸前。


セルギオス

 主人公の亡くなった双子の兄。虚弱の為病死。

 今は主人公が男装している時に使う偽名。

 主人公はこの名前で剣術大会荒らしを行っていた為、とある界隈では『突然消えた凄腕剣術士』として有名。

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