第4話 空き家の心配
「
このようにして 私達一家は 勇者と聖女の聖母子と認定されたのである。
ちなみに 双子と三つ子を1年の間を置いて出産した私ってすごくない?
別に人工授精したわけでなく 自然の成り行きでこうなったのよ。
おかげで 我が家のエンゲル係数半端なく
亭主は 子育てを手伝うよりも金を稼ぐ方に特化するわとほざいて
単身赴任をわざと決め込みよった。
そこで我が家は 給食宅配便とルンバ君のお世話になっている。
ルンバ君の役目は 掃除機能だけでなく、「ルンバ君が通れるように、使い終わったおもちゃと道具はかたづけようね」という子供達へのメッセンジャ―の役割も負っている。
私は24時間365日無休の保母さん状態だった。
はぁ~~~
家の玄関の鍵が開けっ放しだけど・・だいじょうぶかしら??
好奇心旺盛なおこちゃま対策で 貴重品は全て貸金庫と天井裏にしまい込んでいるから 取られると絶対に困るようなものが盗まれることはないだろうが・・
しかも 家の中は子供達の持ち物と外に干しきれない洗濯ものでトラップ状態だから・・
天井裏につながる戸袋を開ける為には・・手前にある荷物をどかすのに マル三日は要するのだ(笑)
いつも 子供の声が響き渡るにぎやかな家だから・・
郵便屋さんも宅配屋さんも、いつも子供達のだれかが門までお出迎えしているのに 今はシーンと静まりかえって
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