第8話 自作の電磁石

Reon 「ここがホームセンターか、広いな。」


麗音 「ここならバッテリーとコイル売ってますね。」


Reon 「電磁石って用は電気とコイルで磁場を作るんだろ。」


麗音 「簡単に言うとそうですね、ただ市販のバッテリーじゃ電圧が足りないかと、今気づいちゃいました。」


Reon 「仕方ねーな俺が魔法でなんとかしてやるよ。」


ホームセンターでコイルを買い麗音の自宅に戻った。


Reon 「amplification」


麗音 「凄い、コイルがどんどん増えて来ますね。」


Reon 「増幅魔法なんて朝飯前だぜ。」


麗音 「後は禁書読みながら電磁石作るだけですね。」


Reon 「おい、電圧もだろ?Electromagnetic pulse」


麗音 「凄い!これって永久的ですか?」


Reon 「あたりまえじゃん、魔法だぜ。」


麗音 「後は、onとoffにできれば?」


Reon 「それは、自分でやれよ。」


麗音 「すみません、使ってないリモコンをバラして中にいれるか。」


しばらくの間、麗音は禁書を読みながらリモコンを改造した。


Reon 「お、スゲェじゃんちょっとかして。」


ポチッっとリモコンを押すとテレビが歪んだ。


麗音 「ちょっと、Reonさんテレビ壊れてますって。」


Reon 「あー、悪りぃ悪りぃ、しかしよくできてんなー。これでコネクターに対抗できるなー。」


麗音 「まだ試作品ですから、一時凌ぎにしかならないですよ。ただテレビごと歪んだんでReonさん直してくださいよ。」


Reon 「time back」


麗音 「凄い!新品じゃないですかーこれ!」


Reon 「あたりまえな、魔法の実技は得意なんだよ。後は、実戦だな。」


麗音 「そうですね。出来れば戦いたくはないですが。」


Reon 「何言ってんだよ、ただ突っ立って車壊されたり、砂になりたくねーだろ。安心しろよ俺がいんだからよ。」


麗音「頼もしいです。Reonさん。」


Reon 「またな、麗音。」


返事をいう間もなくReonは、帰って行った。


テレビでは。コネクターのニュースが流れていた。


ニュースキャスター 「ただいま、入って来たニュースです。アンドロイドを製造している工場で原因不明の火災やアンドロイド部品が何者かにより盗難が相次ぎ犯人の行方を追っているとのことです。」


麗音 「コネクターの仕業か?それにしても物騒なニュースだな。」


ポチッっとリモコンを押すとテレビが原形がないほどに歪んだ。


麗音 「あーもー最悪だ、リモコン間違えた。」


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