第5話 Reonと麗音

Reon 「杖、探さないとヤバいよなー。」


以前、杖を落とした山に向かっていた。


Reon 「確かこの辺で魔法使ったはずだ。」


Reon 「Time cuts of spece 」


以前より広めの亀裂を空間に作った。


Reon 「杖の予備作っといて良かったー。」


以前杖を同じ木から予備を作っていたので魔法使いにとって同調効果で杖を探すことは容易だった。


Reon 「Searching 」


杖がReonの手を引きこっちだと言わんばかりに道を示した。しばらく歩くと青い車の止まった一軒家を杖が光で示した。Reonはインターホンを鳴らした。するとガチャと扉が開き中から男性が現れた。


麗音 「はい、どなたですか?」


Reon 「オレは、Reon杖拾ってない?」


麗音 「あ、杖の落とした方ですか?すみません。」


麗音は申し訳なさそうにペコペコ頭を下げながら内ポケットから杖を出した。


Reon 「良かったー、まさか使ってねーよな?」


麗音 「少し杖使っちゃいました。すみません。」


Reon 「え?なんの魔法?」


麗音 「よく分からないですが目の前に亀裂はいりました。」


Reon 「マジかよ詠唱なしで魔法使えんの?やるじゃん。」


麗音 「え、凄いんですか?」


Reon 「魔法使いの素質あるよ。てかさーこっちの世界についておしえてーや。」


麗音 「いいですよ、これも何かの縁ですね。実は僕も麗音って言うんですよ。」


Reon 「おぅマジか、ドライブとか言うのしたいんだよな。」


麗音 「運転するんでドライブしましょうか。」


そう言って麗音は、鍵を取りに行った。


Reon 「マジ?イェーイ!」


Reonは目をキラキラさせながら楽しみにしている。


麗音 「おまたせ!」


Reon 「おぅ!」


鍵を差し込みブルルルーンというエンジン音を立て2人は、走りだした。しばらく走っていると後ろから何か走ってきた。


麗音 「まずいですよ、Reonさん。」


Reon 「どうした?」


アクセルを深く踏み込み距離を取った。


? 「ギーギーギー。」


全身が金属性の人型が距離を詰めてきた。するとReonが車の窓を開き手の平を向けた。


Reon 「Flame」


人型の金属は、全身が燃えバチバチ音を立てながらスピードを落とし動かなくなっていった。


麗音 「助かりましたよ。Reonさん、今のはフルコネクタターです。」


Reon 「なんだそれ?ヤバいのか?」


麗音 「めっちゃヤバいです。捕まったら車の部品取られて、殺されます。」


Reon 「そんなんいるなら早くおしえてくれよ。」


麗音 「すみません、自分も実際見るのは、初めてです。」


車で麗音の家まで帰って行った。


Reon 「今日最高にヤバかったけどさ、楽しかったぜ。」


麗音 「一時はどうなるかと。」


Reon 「今度は俺の世界こいよな!」


麗音 「ぜひ、行かせて下さい。」


Reon 「んじゃまたな!」


そう言ってReonは山に向かい元の世界に帰って行った。

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