後書き

達成感よりも、安心感の方が今は優っている。



ようやく書き終えることが出来た。 とりあえず無事に物語が終わった事を嬉しく思う。



僕はもうすぐ20歳になる。 このタイミングで何か自分に捧げる作品を作れたらと思った。




音楽家の話を書こうと思った。 2人の音楽家の話を。




自分が書きたい事を詰め込んでかけた。 拙い文章ではあるが、良い作品が出来た。



青年は19歳の頃に、この世界と人間に失望することになる。 その時にあった感情を、ずっと心の底に抑圧していた。



そんな感情を、今日ここに、文字に起こして表へ引きずり出した。





文字数にして、24000字程。




この文字達に、様々な思いを込めた。



今までずっと、奥底で眠るように抑圧されていた物を、引きずりだして、抱きしめる事が出来た。


これで少しでも、過去の自分を救えたかもしれない。


人はいつ死ぬかわからない、明日死んだっておかしくない。


戻りたい一日があった、一度も戻れなかった。


思い出に縋って生きて行くのは必然で、過去があるから今がある。 過去があるから人間は生きていける。


希望が無い明日を、笑えない明日を、迎える覚悟はありますか。



笑えない明日を迎えた時、それでも笑う事は出来ますか。



どんなに酷い一日でも、友人と笑い合って、

夕暮れが綺麗で、美味しい物を食べることが出来たら、それだけで世界は美しい物になる。



この世は美しい物で溢れてる、そう思ってこれからも僕は命を消費していく。





一日が終わる、また明日が訪れる、明日もきっと、空を眺めている。


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春風クリエイション ユズリハ @yunnanai

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