第3話 英語

 この科目は一番素直な科目だった気がします。とにかく必須単語と基本文法を頭に叩き込んで、あとはひたすら問題を解きまくって文章を読みまくる。わからないところは和訳と解説を照らし合わせて「ああ、そういうことか」と理解できるまで読む。理解出来たら新しい次の問題を解く。また間違えたら理解できるまで解説と本文を読む。忘れていた単語や文法があれば、覚えなおす。


 これを繰り返すだけで点数が伸びていったので、本当にシンプルな科目でした。

 あと、もし音読できるなら音読したほうがいいかもしれません。なぜなら読むスピードが喋るスピードについていけるようになって、読むスピードがめっちゃ上がるからです。音読やばいね。

(スラスラ読めるまではある程度時間が掛かるし、脳みそへの負荷が大きく大変ですが……)


 もちろん難関大になるにつれてセンター試験の要求する点数は上がるし、二次試験で英作文(京大みたいな高度な和文英訳や、東大・阪大みたいなそこそこ重たい英作文)を課す大学もあるので、上の様な勉強だけでは解くのが難しい問題はあると思います。


 ですがこの勉強法で、センター英語に限定していえば一浪の時にリスニング含めて9割とることができました。ちなみに現役時代は130~140点台だった記憶があります。


 英語が苦手で点数が取れない人は恐らく


 ・単語・文法の知識不足

 ・問題をこなす量が足りない(≒英文を読む量が足りない)

 ・問題を間違えたときの復習が甘い。


 のどれかではないでしょうか。めっちゃシンプルです。


 かくいう僕も、高校3年の春の時点で「センター頻出基本英単語2000」みたいな単語の半分も覚えてなかった上に、基本的な動詞の過去分詞形もスペルミスしていたし、「仮定法」や「接続詞」のあたりも全然理解できてませんでした。

 あのときは、センター試験の問題を解く時間が普通に足りなすぎてビビりましたね。選択肢の英文も読めてなかったし。


 あと問題解いた後に解説を読んで理解できなかったことも普通にあったので、あまりわからないところに執着しすぎるのもよろしくないとはおもいます。

 とはいえわからないなりに頑張って理解しようとすると不思議と英語の理解力が上がってくるので、どこまで解説と格闘するのかの判断は難しいところではあります。


 ちなみに大学に入ってからは、勉強してもなぜかTOEIC500点台しか取れない英弱になりました。

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