第2話 転移
「おはよう。将騎、今日は何をしてるんだ。」
はあ~、眩しい、イケメンの笑顔というのはどうしてこんなにキラキラしているのか。ほら、周りの女子たちが黄色い声でキャーキャー言ってるじゃないのよ。「そうゆうのは俺じゃなくて女子にしなさい、女・子・に!…はあ~。」
「おい、将騎。心の声漏れてるぞ。」
おっといけない、いつもの悪い癖ですね。ハハハ…、うん、周りからの「なんでお前が凪(様)としゃべってんだよ。」的な視線がめっちゃ刺さってくるんですよねぇ。
「おはよう、凪。朝っぱらからイケメンの笑顔はきついんだよ。そうゆうのは女に やれよ、喜ばれるから。需要のあるところに供給して来い!ほれ、しっし。」
「そんなこと言うなって。本当は嬉しいくせに。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「わかった。悪かった、悪ふざけやめるから無視するな。」
「はあ~、毎朝同じ事してて飽きないのかよ。まあいいけど。詰将棋だよ、詰将棋。登校してからの時間を持て余しているから暇潰ししてんの。」
詰将棋の問題が載っている本を凪に見えるようにすると、凪は呆れていた。文句があるなら言ってほしい。何も言われないとかえって気になるものだからね~。まあ、何も言わないなら詰将棋の続きをしようかな。途中で終わると気になって仕方ないんだよね~。
「友達と会話したりだとか、勉強したりだとか、もっと他にあるだろ。そんなんだから友達少ないんだぞ。」
グハッ⁉将騎は100万ダメージを受けた。ピコン、ピコン、将騎の体力は残り0.1%よ。。。_| ̄|○ だ、誰か、誰か助けてあげて!
「え、なんでそんなに落ち込んでんの。もしかして、図星だったの・・・・・・・
プッ、ハハハハハハ。まじか、まじでか。ヒイー、ハハハハハ。あ~、腹痛い。」
「そんな笑わなくていいだろ。別に、そんなにいっぱい友達いらないし。」
べ、別に、負け惜しみとかじゃないんだからね!..................自分でやっといてなんだけどはっきり言って気持ち悪な。誰かこのけがれた心を浄化してくれる天使はいないのか!!!!
「あ、将騎、凪、おはよう。」
「おはよう、悠理」
「おお、天使が舞い降りられた。(おはよう、悠理)」キリッ
マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、マジかわいい、…………はっ、あまりの悠理の可愛さに思考がトリップしていた。いかんいかん、今日も一日頑張るためにしっかりと彼の笑顔を脳内保存しなければ!
「おい、本音と建前が逆になってんぞ。後、カッコつけても大して変わっていないからな。」
「お前そんなこと言うなよ。世界知かわいいといっても過言ではない悠理が笑顔で挨拶をしてくれたんだぞ、ここでかっこつけなきゃ何処でカッコつけるんだ。」ドヤァ( ・´ー・`)
「・・・・・・・・・・・・・・(プー)」
あれ、こちらを向いて天使様が怒っていらっしゃる。どうしたんだ、俺何かしただろうか。すぐに機嫌を直していただいて素晴らしき笑顔を見せていただきたい。
「もう、将騎!僕は男なんだからかわいいとか言わないで。」プンプン
「ごめんなさい。許して下さい。」
即座に、俺はきちんと誠意を示すために土下座して謝った。なんか遠くから,「土下座とかキッモ」「変態じゃん」「マサ×ユウいいよね~」とか聞こえてきたけど気にしない。気にしないったら気にしない。あと最後の人、私ノーマルですので悪しからず。
「いいよ。でも、あんまり言わないでね。」ニコ
oh、将騎の体力は全回復した。心の穢れが浄化された。この笑顔を見たら全世界から戦争をなくせっるのではと思った俺の感性は間違っていない。カワイイは正義だ!!!(力強くこぶしを掲げる)
キ~ンコンカ~ンコン、
「お~し、お前ら席つけ。ホーム始めん《ピッカーーーーーー》
先生が入ってきた瞬間、教室全体が白い光に包まれた。
ボードゲームで異世界最強(になるかも……) @AriS3193
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