第4話 別にぼっちじゃねぇですよ?

 サドリナが遊び疲れて寝てしまった。


 まあ少し他より達観した性格だから忘れそうになるけどサドリナはまだ4歳だ。


 仕方ないこととしか言えない。


 俺みたいな転成者じゃ無いんだし年相応。


 とは言ってもサドリナが寝てしまうと俺は殆どやることがない。


 何時もならサドリナが眠る頃には次の授業がギュウギュウ詰めで別に暇を持て余すことはない。


 でもそれは通常時の話、俺は今日一日休みなのだ。


 元々が生前から休養日らしい休養日なんて取ったことのない俺は休みの日にやることがよくわからない。


 特に1人で過ごす日なんて殆ど無いもんだから本当にやることが無い。


 とゆう事で俺は暇潰しにゴーレムを作っていた。


 暇な時の癖、と言うよりも子供時代の俺は物取り以外には泥遊びくらいしかしてこなかった。


 まあ当時はルーンなんて技術知らなかったからホントに唯の泥遊びだったんだけど、、、


 まあそんな訳で俺が知ってる子供の遊びなんざ泥団子作って作った泥人形に食べさせたり泥団子を投げて手鞠にしたり、他には泥団子を投げ合って遊ぶような事位しか知らない。


 とゆうか俺がいた町じゃ皆んな似たような生活してたからそれが普通だと思ってた。


 そんな俺だから軍入りした時は感激した。


 十余人は暮らせそうな部屋に僅か2人で暮らす訳だからな。


 出てくるのはホカホカの飯、眠るのはフッカフカのベット、しかも顔スレスレに次の段があるようなこじんまりした五段ベットじゃなく一段のしかも体の半分くらいで半身は次のベットに入りそうだから横に細く寝るベットじゃなく体二つ分はありそうな物。


 しかも軍に入って最初の仕事は最前線の囮役じゃなくて給与の発生する4年間の学校生活。


 俺が行ってた小中学校なんて勉強は教えてもらえても殆ど先生のストレスを解消するサンドバックみたいな生活だった。


 全くもって逆、凄まじい世界観の違いだった。


 そんな俺だ、ゲームなんて触ったことどころか初めて見たのも軍学校入った時が初めてだった。


 そして、ゲームに適応できなかった俺が出来たのはボードゲームとカードゲーム、そしてゴーレムゲームだけだった。


 ってかゴーレムゲームの考案者事態メチャクチャ病んでた頃の俺だしな。


 と、そんな話がしたかった訳じゃ無い!


 要するにゴーレムゲームって言うのは元々が俺の暇つぶしだったのだ!


 と、ゆうことで俺は1人チェスに興じている。


 こうゆうことが出来るのもゴーレムの利点だ。


 コレによって俺は間接的に自分VS自分のチェスを再現できる。


 なんせゴーレムに入力した情報全部とか直ぐに思い出せないからプレイしてるとホントに戦ってる気がするのだ!


 あ、寂しいとか言わないでね?


 俺だって俺がかな〜り可哀想な人間ってことは分かってるんだぜ?


 なんせ土人形とチェス打ってキャッキャウフフしてる五歳児とか居た堪れないだろ?


 客観的に見てみな?


 メッチャ危ない奴だしメッチャ将来心配になってくるだろ?


 分かってるんだよね〜


 そんな事はさ。


 え、じゃあ何で他の子と遊んだりしないかって?


 前にも言ったじゃん、皆んなゲーム持ってるんだよ!


 嫌だね!


 俺他から見たらゲームも買ってもらえない可哀想な子になるんだぜ?


 超スーパー普通に嫌だ!


 何が嫌って精神年齢が40歳は違うガキどもに可哀想って目で見られんのがメッチャ、イヤだ!


 、、、と、ゆう理由で俺はサドリナ以外の子供と遊ぶ気はサラサラない。


 、、、、、、、、、、


 うん、そんなんだよな。


 別に単純な人見知りとかじゃないし、、、


 うん、そう、だしな、俺、、、

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人を殺せる能力をもらいました 〜夢の世界は絶対君主制なのですが、知らずに転生しちゃいました〜 @taranagani

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