第3話




朝になった。

色々ありすぎて起きれなくて、昼過ぎ位まで寝てしまうかと思ったが思いのほかすんなり起きれた。


よし!今日からギルドで依頼を受けよう。

とりあえず朝ごはんを食べたら持ち物を増やすか。なんの依頼があるか分からないけれど、少なくとも武器だったりナイフだったりは必要だろう。そうと決まればまずは武器屋に行こう。



武器屋に来たはいいが、、、どんなものを選べばいいのかが全くわからん!


まぁ当たり前のことなんだが、すっかり失念していた。異世界の漫画とかラノベではなぜ上手いこと腕のいい剣を作る人の所に行ったり、偏屈でも認めてくれれば良くしてくれる人の所に行けるのだろう。全くわからん。


そんなことを言っていても何も変わらないのはもう知っているので、素人目で見た感じで買ってみた。お店の人に聞いてみろ、って言われるかもしれないが元の世界にいた頃に、よく分からなくて話を聞いたら余計なものまで買わされて、財布がすごく寒くなった上に親にまでこってり絞られてしまったのが若干トラウマっぽくなってあんまり頼りたくはなかった。

だってなんかこっちの人たちの方が余計なもの買わせに来そうな感じしない?しない?そうか。俺はするから頼らない。



と、誰もいないのに誰かに話しかけている間にギルドについた。


っと、、、何か依頼はないかな〜




結論から言うとほぼ何も残っていなかった



まぁそりゃそうだよな!だってみんな朝一で来るんだろうし。


はぁ、しょうがない。残っている依頼はなんだ。


・ドブさらい---報酬銀貨一枚と銅貨三枚


・犬の捜索---報酬銅貨五枚


・工事現場の手伝い(丸太運びなど)---報酬銀貨三枚


などなど


想像道理の内容だ。薬草の採取などがあったのだろう場所には何も残っていない。ゴブリンなんかの魔物の討伐依頼は一応Dランクの依頼なのでFランクである俺はまだ受けられない。

とは言っても、そもそもあまり鍛えてなかった俺が丸太運びなんで出来るわけもないのでドブさらいと犬の捜索の二つを受けるとしよう。ドブさらいの道具なんかは貸してくれるらしいしね。


明日は早い時間に来て薬草採取ぐらいは行けるようにしよう。スキルも使ってみたいしね。



そして依頼を達成した俺はまだギルドに来ていた。依頼自体はすんなり終わったし特に何かがあるわけでもなかったからね。


「依頼達成の報告に来ました」


「はい。確かに確認しました。これで依頼達成となります」


と受付が終わった。この人は昨日の登録の時に手続きをしてくれた人だ。名前はマイさんだ。


「マイさん、少し聞きたいんですけど、初心者でも行きやすい武器屋ってありますか?」


俺は聞いてみた。流石にこの世界の土地勘がないし知識も少ないので自分だけでは厳しいと思った。店の人には聞づらいがギルドの人なら大丈夫だろう。大丈夫であって欲しい。


「初心者の方がよく利用する武器屋ということですか?」

「そうです。この辺の土地勘とかが全くと言っていいほどないので。だからと言ってあまりお金もないので変なものは買えないと思って」

最初に聞いておくべきだったな、と今思っている。ま、もう買ってしまったものはしょうがない。次から参考に出来るだろう。


「それですとライゼルさんの工房がいいと思います。表通りからは少し離れるんですが、あそこの武器は全て質がいいと評判なんです」


ライゼルさんの工房とやらがいいのか。地図なんかも描いてもらいたいところだったからお願いすると描いて貰えた。


「ありがとうございます。今使ってる物にガタがき始めたら行ってみます」


「それとカズトさん。礼儀正しいことはいいことですが他の冒険者の方と喋る時に敬語を使うと下に見られることもあるので気をつけてください」


確かにそうだ。あまり他の冒険者が敬語を使っているのは見たことがない。貴族なんかに会うことも無いのだから敬語なんか使う必要はないのか。ま、そこは世界の違いだろう。


「わかりました。気をつけるようにします」


ただ、マイさんには敬語でもいいんじゃないかな?と思ったのでマイさんには敬語のままで行こう。変わるかもしれないが。


そして、明日は朝早くに来ようと決めて宿に戻ったのだった。




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こんにちは、kaniyoiです。初めての作品の投稿を始めてすぐになってしまって申し訳ないのですか、私がこれから通う高校が少々特殊でして長期休暇の際しか更新ができません。ただ、この作品を途中でエタらせることはしないつもりですので、フォローしてくださった方々はそのまま待っていただけると幸いです。三月いっぱいは更新を続けるのでこれからもよろしくお願いします。次の更新が出来なくなる時にもう一度お知らせします。

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