第十話 譲りたくない意地
姉の心を縛る全てを、包み隠さず話して欲しいと無理を言ったのは私だ。何度も断られ謝られても、強引に喋らせたのは私の方だ。だから、ここで私がショックを受けるのは筋違い。どんな反応よりも先に、辛い過去を話してくれたことへの礼を言うべきだ。
けど、どれだけ声を出そうとしても呻き声一つ出なかった。息が漏れるばかりで声帯は震えず、白く染まって口から逃げる。生まれる筈だった言葉の分だけ、駅のホームに白が生まれる。
肌を刺す冷たさは、果たして気温だけが要因なのか。心臓を抉るような痛みは、先生の姿の敵を斬ったことだけが原因だろうか。
分からなかった。私には何も分からなかった。一緒に暮らしていたはずなのに、姉のことを何も分かっていなかった。
「その後紫織さんの怨霊を殺すことになったんだけど、当然私に役目が回ってきてね。莉乃さんの時におばあちゃんが私を見学させた理由が、あの時ようやく分かったよ」
姉の口からは、依然として壮絶な過去が紡がれていく。口調こそ普段通りのおっとりしたものだけれど、その声は暗い。今まで知らなかった、私の為に必死に隠してくれていた姉がそこにはいた。
「絶対に斬りたくないって思ったけど、私が逃げてもおばあちゃんが代わりにやってくれる気がしなかったんだ。下手したら詩月にやらせるんじゃないかと思ったら、選択肢なんて無くて」
莉乃さんが亡くなった時は、怨霊を護符で拘束して数日持たせたと言っていた。本来護符は浪費していいものでは無いが、緊急事態ということでその対処に至ったのだろう。数日間動きを封じれるとなれば、討つ時にも差程抵抗はできないはず。御役目に就く前の人間でも、練習台として斬ることはできるだろう。
小学生の自分に刀を持たせる祖母を想像し、背筋が凍った。有り得ない話ではない。
「それに、紫織さんには今まで沢山お世話になってきたから。恩返しじゃないけど、私がやらなきゃいけないと思った。大切な先輩だから、私の手で安心させてあげなきゃと思ったの」
――だから、私は紫織さんと同じ姿の敵を斬った。
「……喉、狙ったんだ。それが一番確実だから。上手くすれば一瞬だし。相手は紫織さんじゃないんだ、偽物なんだって自分に言い聞かせてさ」
姉の言葉が、私の胸に重く伸し掛る。寒気は増し、胸を締め付けるような息苦しさが私を襲う。
でもね、と続けようとしたところで、姉は唐突に口を噤んだ。横目で様子を伺うと、何やら悩んでいるらしい。眉間に皺を寄せて、じっと自身の手元を睨んでいる。なんとなくだが、私に気を使ってのことだと分かった。
何か言うべきだと思ったが、依然として声が出ない。どうするべきかと思いあぐねているうちに、隣からふっと息を吐く音がした。
「……全部話すって、約束したもんね。詩月は、私が思ってるよりも、ずっとずっと強いもんね」
私は強くなんか無い。そう言おうと思ったけれど、姉の言葉を遮りたくなくてやめた。それ以前に、声はまだ出そうにない。
僅かに震えている姉の声が、三年前の顛末をゆっくりと、しかし確実に紡いでいく。
「狙ったのは喉だったんだけど、当時はまだそんなに剣術も上手くなかったから、失敗しちゃって。深く斬り込み過ぎちゃったんだ」
首、落としちゃってさ。
姉の口からその言葉が出たと同時に、心臓が脈打つのを止めた。数十分前の出来事が鮮明に眼前に広がる。がむしゃらな私、怯える凛子、振るった刃、伝わった感触、鼓膜を震わした音、消える恩師、絶望、恐怖、罪悪感、闇、闇、闇、闇、闇。
呼吸が詰まる。首が絞まる。頭の中が白とも黒とも付かない色に飲み込まれる。
だが、姉にこれ以上気を使わせるのは嫌だった。それがどういう感情から来たものなのかは、思考が混濁した私には分からない。罪悪感からなのかもしれないし、また別に思うところがあるのかもしれない。何はともあれ、私は姉に気付かれないように次の言葉を待った。ちらりと隣を盗み見ると、姉の目はここでは無いどこか遠くを見ていた。
「その時すぱっといければ良かったんだけど、骨に刃が当たっちゃって。物凄く嫌な感触が、頭の中を埋めつくして。視覚も触覚も本当に気持ち悪くて、頭の中で何かが砕ける音がして、気を失っちゃったんだ」
隣に座る私に語り掛けている筈なのに、その姿は過去の姉自身と対峙しているようで。三年前を整理するように、あるいは、過去の自分に歩み寄るように。
姉は、話し続ける。
「それからだったなぁ、怨霊退治で何も感じなくなっちゃったの。どれだけ人間そっくりの敵を刻んでも、どれだけ生々しい感触が纏わり付いてきても、全然平気になっちゃったんだ。鍛錬で藁の束を斬るみたいに、何も感じないままで薙刀を振るえるようになって。紫織さんや莉乃さんといた時みたいな気持ちは、全く無くなっちゃって」
そこまで言って、姉はようやくこちらを向いた。
「……おかしくなっちゃったんだよね、私」
言葉に似合わず微笑んでみせるその表情は、空虚で儚げだった。
「それでも、莉乃さんと紫織さんの顔に泥は塗れないから、あの人達の分まで頑張らなきゃって。きちんと討魔師でいる為に、無理矢理にでも薙刀を握って。その度に、変わっちゃった自分が気持ち悪くて」
硝子玉のような瞳に滲む涙が、彼女の胸の内全てを物語っていた。
ずっと、姉のことは優秀な人だと思っていた。怨霊退治の際はいつも冷静で、剣技も光っていて、他の人達の為に戦える、完璧な討魔師なのだと信じて疑わなかった。一条家の娘として、この上無く適した才能を持っていると妬んだりもした。
私が何も知らずに平和を享受している間に、姉はこんなにも悲痛に塗れた日々を送っていたなんて。何も気付けなかった自分が情けない。心を殺してまで守って貰っていたのに、何度も傷付けてしまった自分が腹立たしい。
「……おかしくないよ、お姉ちゃんは」
長い時間を経てようやく声になった言葉は、あまりにも在り来りなものだった。
私の声がホームに反響する。つい数十分前にはこの場で怨霊と対峙していたというのに、それすらも感じさせない静寂がここにはあった。あるいは、こんな静寂に包まれた場所だからこそ、怨霊と戦えたというべきか。
遠くの駅で車両点検が行われたらしく、電車が遅延している旨の構内放送が流れる。通りで電車が来ない訳だ。まるで陸の孤島のように、この場所には姉と二人きり。公共の場であるはずのこのベンチが、私達だけの世界であるかのよう。
晩秋の風の音だけが聞こえる中で、消え入るような声が耳に届く。
「……おかしくない? ほんとに?」
今にも夜闇に溶けてしまいそうな声は、普段聞いているそれよりも遥かに幼く感じられた。二人の先輩を亡くしてから、いや、討魔師の御役目についてから、ずっと封じてきた姉の本来の姿なのかもしれない。
私は迷わず頷く。
「本当。全然、おかしくなんかない。莉乃さんと紫織さんも、きっと誇りに思ってる」
目を見て告げると、姉の表情はくしゃくしゃに歪んだ。そして、透き通った大粒の雫が次から次へと落ちていく。
「……ありがとうね、詩月」
目元を拭いながら静かに笑う姉が、いつもよりも近くに感じられた。
◇ ◆ ◇
澄んだ色をした涙が、姉の頬を濡らした後。再び静寂に包まれようとしていた空気を、湿り気の引いた声が破った。
「ねぇ、詩月」
「なに、お姉ちゃん」
寒さを感じにくくなり、ぼんやりとしつつある頭で返事をする。姉は何を言ってくるだろうか。浅野先生のことか、三年前のことか、祖母に刃を向けて家を飛び出したことか。
回らない頭でそんなことを考えていたが、耳に届いた言葉はその斜め上を行った。
「討魔師を辞めるつもりはない?」
唐突に紡がれた想定外の内容に、にわかには意味が理解できなかった。日本語の意味を理解した後は、その意図が分からずに硬直した。
「それって、どういう……」
ただでさえぼうっとした頭では、突然の出来事への処理がまるで追いつかなかった。
姉の表情は真剣だ。そうでなくとも、からかい目的でこんなことを言うとは思えない。
姉は僅かに目線を落とした。
「……というより、詩月には討魔師を辞めて欲しいの。このまま続けてたら、いつ危険な目に逢うかも分からない。そのうち、私達みたいになるかもしれない」
私達、というのが誰のどんな状況を指しているか、分からない筈も無かった。心臓が痛む。
でも、討魔師は自分の希望で辞められるものでは無い。祖母のように加齢で引退するか、母のように病弱が原因で戦えないと見なされるか。あるいは戦闘の中で体の機能を完全に失うか。どれだけ御役目が嫌でも、これくらいしか辞める方法が思いつかない。もしもあるならとっくに辞めていた。
……いや、厳密にはもう一つ存在する。今の時代我が家の経済状況では起こり得ないから、考えずにいたが。
「詩月は、家が嫌いって言ってたじゃない? だから、ちょうどいいかなって思って」
伏し目がちのままで、まるで言い訳するかのように言う姉。その発言が、私の脳裏を過ぎった内容と合致していることを証明している。
「遠縁に、透乃さんって家があるの。凛子ちゃんの家と同じで今は一般家庭。でも、向こうは私達のことを認識してる」
次に姉が何を言うか、容易に想像がついた。
言って欲しくなかった。私の望み通り、祖母のいる家を出て怨霊退治からも離れられるというのに。ようやく得られる安寧を、私は思考するよりも先に拒否していた。
「やめてよ! 私が出て行ったら、お姉ちゃんはどうするの? お姉ちゃん一人で御役目こなせるの?」
体の芯を凍りつかせるような冷気の中で、私の声がぐわんと反響した。
咄嗟に叫んでしまったが、姉が一人でも怨霊退治をこなせることは明白だった。半年前私が討魔師になるまでは、二年間ずっと一人で戦ってきたのだから。むしろ、今は私が姉の足を引っ張っている。私が家を出れば、姉にも利点があるのかもしれない。
でも。
「私は一人でも大丈夫だから。詩月には、今からでも普通に生きて欲しいの。転校もしないで済むと思うし……」
「そうじゃない!」
気付けば姉に掴みかかっていた。驚いたような顔をする彼女はどうしようもなく儚げで、この手を離してはいけないような気がした。
今まで散々甘えて寄りかかって傷付けてしまった私に、そんなことを思う資格があるかは分からない。だけど、ここで意地を通さなければ絶対に後悔する。そう思った。
「私は確かに家も御役目もおばあちゃんも大っ嫌いだよ。古臭いしきたりなんで馬鹿みたいだと思うし、今すぐにでも家を出たいよ。でも、さっきの話を聞いて、お姉ちゃんを一人にできる訳ないじゃん!」
私は意地でも家に残る。そう告げると、姉は目を見開いた。言葉にするのが難しい、様々な感情が入り交じったような顔。泣きそうでもあり、怒っているようでもあり、嬉しそうでもあり、戸惑っているようでもあり。しかし、その表情はすぐに厳しいものになった。
「そういうことなら、私も意地を通すよ。詩月にまで何かあったら、今度こそ正気でいられる気がしない。私の心の拠り所は詩月だけなの。詩月だけは無事でいて欲しいの」
私をじっと見詰める瞳は、切実に縋るようでありながらも強い意志を込めている。数日前に聞いた姉の言葉の意味が、ようやく分かった。
けど、ここで引き下がることはできない。根負けしたら、いずれ大切な何かを喪う気がする。本能がそう警笛を鳴らしている。
「それなら、ずっとお姉ちゃんの傍にいるって約束するから! 絶対に死なないから!」
「約束できるものじゃないって、詩月にも分かるでしょ? お願いだから言う通りにして」
「絶対に嫌!」
「どうして! 危険なだけじゃなくて、また親しい人そっくりの敵を斬らなくちゃいけないかもしれないんだよ? 浅野先生の怨霊で終わりじゃないんだよ!?」
「それはっ……」
言葉に詰まった。脳裏には数十分前の光景が蘇る。鮮明に網膜に焼き付いている、あまりにも残酷過ぎる景色。自分に両目と腕があることを、生まれて初めて怨んだあの瞬間。
この世の全てを呪っても呪いきれない恐怖と絶望を、今日私は身をもって知った。だが、当然ながらこれは終わりではない。むしろ、今まで知人の死に触れずに済んでいたことが奇跡だったんだ。
分かってる。どんなに大切な相手でも、生きている以上いずれ死ぬということも。この絶望を、御役目として飼い慣らさなければならないことも。一条の家に生まれ今後も暮らしていくには、まるで覚悟が足りないということも。
数時間前の私なら、姉の申し出に一も二もなく飛びついたのに。姉の過去や苦悩に板挟みになることもなく、自分の望む方向に進めたのに。
――知らない方がいいことも、あったりするからね。
かつての姉の言葉が脳内にこだました。あの時は分からなかったこの意味も、今なら痛い程に分かる。
姉は本当に優しい人だ。思わず涙が出てしまう程。
姉の強かな優しさを拒み、真実を追い求めた結果がこれだ。他でもない私自身が望んだこと。後悔する権利は無いし、そのつもりも無い。本当なら、もっと早くに自力で気付きたかったことだ。
知らなかった頃には、もう戻れない。
光纏った柔和な笑みの裏には、途方もない闇が隠されていたということを。
「……詩月の為なの。お願い、分かって」
「……絶対に、それは無理」
重い空気と、身を凍えさせる晩秋の風。同級生達は、自宅で夕飯を食べ終えているであろう時間帯。
お互い無言のまま時間は過ぎていく。全体重を預けたベンチは、氷のように固く冷たい。
駅構内には、遅延していた電車が到着することを知らせるアナウンスだけが響いていた。
◇ ◆ ◇
この世界から誰が欠けようと、日常は当たり前に続いていく。湧き出した水が川に流れ込むように、一方向に淡々と。それを残酷と思うかは人によりけりだが、実際にどうこうするのは不可能。川の水のように、障害物で塞き止めることすら叶わない。唯一できるとすれば、未来から目を背けて過去に閉じ籠ることくらいだ。
けれど、その唯一の策すらも私達には与えられていなかった。義務教育課程すら修了していない中学生には、外界と隔絶することを許されない。詰まる胸で無理矢理呼吸をしながら、今日も日常の波に溺れている。
「……それで、陽菜実さんと喧嘩したって訳ね」
屋上に吹く微かな風に、凛子の声は流れていった。
あの絶望から数日が経った、通常授業日の昼休み。空は厚い雲で覆われており、薄日すらも差していない。それなのにこの場を訪れたのは、校舎内の喧騒が耳に毒だったからだ。
敷き詰められた人工芝も、心做しか色褪せて見える。今の私の目には優しい色。
耳を撫でる親友の声に頷き、言う。
「ここまで来たら、どっちも意地だよね。お姉ちゃんがなんと言おうと、私は譲る気は無いよ」
それは、揺らぎそうになる意思を再確認する意味もあった。
姉の為にも、私は絶対に引いてはいけない。もしも言うことを聞いてしまえば、姉は一人で全てを背負うことになる。私のことを唯一の拠り所と言ったくらいだ、傍にいて支える以外にありえない。例え姉の意に反したとしてもだ。そうでもしなければ、本当に彼女を喪う気がしてならない。
だが、姉の悲痛な表情を見る度に、この選択が本当に正しいのかと疑ってしまう。姉の言う通りに、透乃家の養子になった方がいいのではと思ってしまう。そんなことをすれば最後、絶対に後悔するというのに。
「まぁ、姉妹喧嘩なんて珍しいものでも無いし、存分にすれば良いと思うけど」
凛子はなんてことない風に言う。けれど、その裏に数多の気遣いが隠されていることを知っている。彼女の優しさには救われてばかりだ。浅野先生のことについて触れないでいてくれてるのも、正直凄く助かっている。ひょっとしたら、私の脳内は見通されてしまっているのかもしれない。つくづく姉に似ている。
凛子には、我が家の事情全てを話した訳では無い。羽純家がうちの家系であることも知らないままだ。「過去に仲間を亡くした姉から、討魔師を辞める為に養子に出ろと言われた」と、そう説明している。
親友とはいえ、全てを包み隠さず話す必要は無い。部分的にはぐらかしたりもしているので少し心苦しいが、仕方の無いことだ。それに、下手に全てを知らされても凛子も困るだろう。知らない方が幸せなこともあると、つい最近実感したばかりだ。
「でも、致命的にすれ違う前にちゃんと話はしなさいよ? いざとなったら私が間に入るから。後悔してからじゃ遅いわよ」
クッキーを一箱丸ごと差し出しながら、凛子は私を真っ直ぐと見る。その双眸には、どこか不安げな色が滲んでいた。
「……分かってるよ。そのうち、お姉ちゃんを説得させられる文句が浮かんだら」
受け取りつつそう答えはするものの、そうはならないだろうなと思ってもいた。少なくとも、私から折れるつもりはない。今回ばかりはきっと姉も折れないだろう。
あの日一緒に帰宅した後も、ほとんど言葉を交わさなかった。唯一話したのは、よそよそしい態度の祖母を視界に映した時だけだ。
「詩月ことをあんまり悪く言うから、家を出る前に本気で怒っちゃったんだ」
表情は見なかったが、きっと悪い顔をしていたと思う。彼女の鍛錬用の薙刀が折れているのが見えて、背筋に冷たいものを感じた。
「おばあちゃんも、三年前みたいなことを繰り返したくなくて必死なんだろうけどね。討魔師の人材不足は深刻だから」
でもやっぱり、極端が過ぎるよ。
私に語る体を取ってはいたが、その姿は姉自身に言い聞かせているようだった。
私と姉がこの先どうなるのか、今は全く想像できない。
でも、どれだけ時間が掛かったとしても、最終的には何事も無かったかのように過ごせるのだろうと思っている。それはどちらかが根負けした時かもしれないし、この喧嘩が記憶から風化した時かもしれない。どう転ぶにせよ、一生このままということは無いだろう。
根拠はないけれど、不思議とそう確信している。
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