第5話 そもそも、魔力とは?

 題名のとおり。魔力って何なのでしょう?

 もちろん、摩訶不思議な異世界の摩訶不思議な力なので、深く追求せずに本編に突入しても構わないのですが。そこはそれ、「食材本来の味を美味しく引き出す」ことこそ、創作者の本懐。ファンタジーな異世界とはいえ、何かしら誰かしら、魔力の本質とか根源とかを追求してみても面白いと思います。

 というわけで。

 拙作「異世界のプログラマ」では、物質世界「ソーマ界」と対をなす精神世界「イデア界」というものを想定してました。このイデア界は一種のアカシックレコードで、現実世界の全てが情報として記録されてます。そして、ここの情報を書き換えると、それに合わせて現実世界も変化する。これが魔力の発現となります。

 ならば、その情報を処理するハードウェアが必要となるわけで、その演算処理をするために発達したのが人間の脳であり、それ以外の魔物における「魔核」だという設定でした。

 まぁ、設定に凝っても、それだけでは自己満足でしかありませんし、それを長々と説明されても読者はダルいだけでしょう。なので、どれだけストーリーに盛り込めるか、が大事です。

 「異世界のプログラマ」は、結構頑張ってみたつもりです。評価は読者にすべてゆだねますが。

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