ボクは元気! (*`・∀・´*)
嘉数特急
第1話 車にひかれたい
いきなりで恐縮ですが、皆さんは車にひかれたいと思ったことはありますか?
恐らく無いと思います。(当たり前だ)
かく言う私は、恥ずかしながら何度もあります、現在進行で。
(実行はしていませんし、これからも予定はありません)
車にひかれたいと思う時は、決まって気持ちがハイになった時。
ここで言うハイとは、常人が到達できる域のものではなく、『双極性障害(躁うつ病)』がもたらすハイ状態を指しています。
そもそも『双極性障害(躁うつ病)』ってなんぞや?
と思っている方に簡潔に説明すると、テンションの上下が激しい鬱です。
テンションがヒャッハー!(*`・∀・´*)とハイになったかと思えば、何かをきっかけに今度は(´・ω・`)とローテンションになる。
おいおい、テンションがハイになるなら、元気になっていいじゃないか――と思うかもしれませんが、実はこのヒャッハー状態が最も厄介。
テンションがローなら、ぐでだまとなって一日中横になり、大地のエナジーを吸収して快復に努めればよい。(これはこれで辛いですが)
先ほども言いましたが、私の場合は気持ちがハイになると、車にひかれたい願望が湧きあがります。
ひかれたい理由は、ひかれても死なない自信があり、それを立証したいからです。
例え大型トラックにひかれても、百トンハンマーでどつかれた早乙女 乱馬のように、両手を狐ポーズの状態でウヒョー! と飛んで行く(楽しそう!)
そして地面に激突して人型の跡がついても立ち上がって、ハイ! 元気!(やるじゃん!)
と車にひかれる危険行為が、一種のアトラクション感覚になるんです。
実際、気持ちが高ぶった状態が続くと、三十時間ほど起きても疲れを感じず眠くない。
普段はネガティブな自分が突然ポジティブになり、行動的で饒舌になる。
別に欲しいキャラがいないのに、後先考えずにガチャに大金を突っ込む――そんなこともありました。
無敵で素敵なスーパーマン。
『雀の子、そこのけそこのけ、わしが通る』状態である。
ところが、ハイテンションが終わると今度はローテンションタイムが待っている。
これまで取った行動を思い返しては、悔恨の二文字が過り死にたくなる。
そしてローテンションが終わったら、再びジャンジャンバリバリのハイテンションタイムがやってくるのである。
人によって個人差はあるが、私の場合はこんな感じだ。
なので、すでに十年来の付き合いになるが今でも薬は欠かせない。
平常心はヤクをキメないと保てないけど、ボクは元気! (*`・∀・´*)
このエッセイを書いている時のテンションは、ジャンジャンバリバリタイムが発動中なので、後で読み返して死にたくなると思う。
(消すかもしれないし、失踪するかもしれない)
だから絶対に読み返さない!
絶対にだ! (*`・∀・´*)
ボクは元気! (*`・∀・´*) 嘉数特急 @mayuladyz
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