第23話 領主との会談~娘を添えて~ (4)


 メイドさんに案内されて、休む部屋まで来た僕たちは、要望通り、三人横並びで部屋に通された。


 僕は小声で、リディアに、窓の鍵を開けておくよう伝えた。


 そして・・


「それじゃ、昼食はそれぞれ取るとして、僕は少し寝ることにするよ。リディアとグレイスはどうするの?」


と、あえて大きめの声で聞くと、グレイスが、


「私は基本姫様の部屋にいる。休むのも問題ないだろう。」


「そっか。じゃあ晩餐でね。何かあったら起こして。呼びかけても起きなかったら、殺気を飛ばしてくれたら、すぐに起きるよ。」


「はははっ。やはりリョウマは面白いな。その時は、思い切りやってやるさ。」


「うふふ。リョウマさんまたあとでね。」


 そうして、僕たちは、それぞれの部屋に入った。

 

 僕は、案内のメイドさんに、寝るので昼食はいらないと伝え、メイドさんが出て行くのを見届けて、ドアを施錠した。


 うん。

 良いお尻だ。

 90点!

 

 さて・・・

 

 僕は、窓から外に出て、リディアの部屋に向かう。

 窓の鍵は空いていたので、窓を開けて中に滑り込む。

 

 すぐに窓を閉めて振り向くと、そこには・・・下着姿の二人が!!!

 

 リディアは、上下ピンクの豪華な刺繍をあしらったブラジャーとパンツ。

 

 グレイスは、上下紺色のスポーツブラっぽいシンプルなものと、Tーバックに近いパンツ。

 

 しかし、スタイルの良さがとシンプルな下着が、グレイスの美しさを際立たせている!ナイスおっぱい!!GJお尻!!

 

 二人は、目を見開いて大きく口をあける。

 ヤバイ!!脳内フォルダにRECしてる場合じゃない!!

 

 僕は急いで消音魔法を唱える

 『サイレントフィールド!』


「「キャー!!!!」」

 

 二人は大声で叫んだ。

 グレイスもきゃーって言うんだ。

 

 そう思いながらも僕は、


「ごめん!!」


 と言って急いで後ろを向く。


 やっちまったなあ・・・ありがとうございます!


 後ろを向きながらドキドキしていると、衣擦れの音がした。

 多分、急いで服着ているんだろうな。

 

 そしてリディアが、


「・・・もう振り向いていいですよ。」

 

 と言った。


 僕が、恐る恐る振り返ると、真っ赤に顔を染めた二人が、部屋着らしきものを着て、への字口でこっちを見ている。

 

 取り敢えず今の僕に出来ることは!

 

 「すみません!わざとじゃないんです!誤解なんです!」


 僕は、ジャンピング土下座をした。

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