第44話 お土産に悩ませられる旅行者

新と繁が神様によって入れ替わっていた頃、繁は通りを歩いていた

「お土産、何がいいかな‥」

通りでお土産として買うものを探していたのだ、この通りにはお土産屋が多数あるので、悩んでいる

「とりあえず、一つ一つ見ていこう」

ウキウキとした気持ちでそこにあったお土産屋に入った

「いらっしゃいませ」

店員の声が響いた


「ここのオススメのお土産って、何ですか?」

お土産屋には数多くの商品があり、どれを買うべきか分からないので、店員に聞く

「こちらとか、どうでしょうか?」

店員は饅頭の箱を指した

「これ、美味しそう」

思わず声が漏れた、饅頭の見た目がかなりよかったからだ

この商品は人気ナンバー1らしいが、ナンバー1なのも納得だ

「こちら、試食できますよ」

店員は試食用の小さく切り分けられた饅頭を持ってきた

一つ、適当に選んで食べた

美味しい、餡がぎっしり詰まっていた

他にも美味しさを感じさせるところがたくさんあるように感じる、食レポの人じゃないからそこまではわからなかったが

この饅頭を2つ、自分用とお兄ちゃん用で買った


「あれ、これ‥」

恋愛成就と書かれたお守り、眼の前の商品だなに置かれていた

商品説明によると、この近くの祠の神様がいろいろなものを守る神様らしく、その神様によって、絆が引き裂かれることなく護られるようだ

「これを1つ」

迷わず購入した

これがあれば、新に想いを伝えられる‥


その後も、友達用、部活の先輩用、などなど色々と購入した

「ありがとうございました」

まぁまぁお金を使ってしまったが、お土産を買うことも旅行の醍醐味

そう考えて、ウキウキしながら集合場所に向かった


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