第39話 蕎麦屋で秘密の会話

外町通りを歩き、バスの中で話していた蕎麦屋に行く

ちなみに蕎麦はそこまで好きではないが、ここの蕎麦屋は美味しいことで有名なことかつ繁が行きたいので向かっている


「ここみたいですね」

蕎麦屋の前に着いた見たいだ、目の前には周りとあっていない洋風の店があった

「え、本当にここであっているのか?」

繁に確認した、繁によるとここであっているみたいだ、蕎麦屋にしては珍しい外観だな‥

「なんか、外国人向けに洋風蕎麦屋としているみたいですよ」

繁が解説した、有名だったのってこの外観で有名だったのだろうか‥

とりあえず、中に入った


店の中は混んでいた、有名な店であることは間違いないのだろう

席があくまでの間、メニューを見ていた

「どれ食べる?」

メニューにはいろいろな蕎麦が載っていた、決めるのを先にやっておいたほうが良いだろう

繁は数分メニューをじっくりと見ていた、そして頼むものを決めた

「私はこれにします」

繁はオススメと書かれているざるそばセットを指差して答えた

「オススメだからか?」

「はい、先輩はどれにします?」

メニューを少し見て決めた

「俺も同じやつにしようかな」

特に食べたい蕎麦は無かった、だから、オススメの蕎麦を食べることにした


それからニ、三分後

「ありがとうございました」

店員の声が聞こえた、もう少しで呼ばれそうだ

ふと横を見た

ん? あれ?

たった今出た客、知り合いのような感じだった

俺には長野県にいる知り合いなんていないよな‥

そのとき気づいた、バスケ部のメンバーだろうと

それならここにいてもおかしくない、男子はダムに行くと言っていたが、ここにも来たのだろうか


「神代様いらっしゃいますか」

俺達が呼ばれた、「はい」と答える

呼ばれて席についた、注文は決めていたものを頼む

蕎麦が来る間、二人で話をした

他愛もない話をしていた、そのとき、バスの中でしようと思っていた質問を思い出した


「この前学校の異世界で大量の魔族を凍らしたのってどうやったんだ?」

あのときは繁が寝てしまったが、今なら聞ける、しかし

「今は秘密」

そう言われてしまった、彼女にも人には言えないことがあるのだろう、そう思い聞かないことにした

「こちらざるそば定食です」

注文のものが来た

いただきますをして、割り箸を割った

「お、きれいに割れた」

今日はいいことが起こりそうだ

そして、蕎麦を食べた


「ごちそうさまです」

繁も食べ終わった、蕎麦は味の部分でも有名だったようだ、美味しかった

代金を払い、蕎麦屋を出た

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