第17話 先生こそ問題児

七不思議は残り6つ

七不思議2  職員室の血


職員室の机の一つに、血が流れている

それは、ここで死んだ武士のものらしい‥


それを調べるため、職員室に来た

「え、これって‥」

愛香が驚いた顔でこっちを向く

その指の先には、机に、血のような赤い液体が流れていた‥

「こっちは本当なのか‥」

さっきの体育館は特に問題なかったが、こっちは本当に七不思議‥

俺は赤い液体をよく見た

「ん?」

これ、よく見ると、血じゃない

そして、ほのかに香るこの香り‥

「これ、トマトジュースだ」

暗いから間違えたが、完全にトマトジュースだ

そういえばこの机を使っている教頭先生、トマトジュース大好きで、職員室でもいつも飲んでたな‥

七不思議2 解決



七不思議3 人の肉を喰う女


この女は家庭科室に現れ、人の肉を喰う

この女に見つかると、肉として喰われてしまう‥


家庭科室にて

「人の肉なんて、絶対美味しくないって‥」

「とりあえず、なんか怪しいものないか‥」

「師匠、これ!」

翔が大声で呼ぶ、その先には‥

加工された、大きな肉が吊らされていた

「これって、人肉‥」

「ん、何だこれ?」

足元にメモ用紙が落ちている、それを拾い上げた


牛丼の作り方

まず、牛肉を細切れにして‥


「え?」

そこには、牛丼の作り方が詳しく書かれていた


「てことは、これ‥」

「牛肉、大きすぎない!?」

目の前の牛肉はスーパーで売っているようなものではない、食品工場が扱っているようなやつだ


でも、家庭科の先生が気分で買ったんだろう

家庭科の先生はその時の気分で行動を決める人だ

七不思議3 解決


七不思議4・5もこんな感じで解決した

どちらも先生方が絡んでいた


そして七不思議6 理科室の恋の呪い

理科室には、絶対に別れられる恋愛スポットがある

そこで告白すると、非リア充の呪いにより、必ず振られてしまう‥


「これ、たぶん理科の先生の仕業だ」

もう行く前から答えがわかってしまう、理科の先生は独身で、よく結婚したいと言っていた


案の定、理科の先生が犯人で、そのスポットに人体模型やらなんやらを電気で動かしていた


「先輩、ここの先生方大丈夫なのでしょうか?」

「大丈夫ではないだろう」

もうここの先生は問題児が多い、生徒よりもヤバいことをしている人ばかりである

何で先生になれたのだろう‥


「次が最後ですね」

「ああ、これで終われる」


七不思議7 赤い階段の神隠し

学校の東階段には1つ赤色の場所がある

そこを踏んでしまうと、神隠しにあってしまう‥


「どうせ、これも先生方の仕業なんだろうけど」

「東階段はこっちだ、行くぞ」

「分かりました」

「分かった、師匠」

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