第13話 火山で燃えろ、炎よ燃えろ

「おいお前ら、任務だ」

石山さんに呼ばれた

「今回の任務は火山に住んでいる魔族退治だ。この場所だ、3人で頑張れ」

「分かりました」

「あ、この魔族夜にならないと現れないから。張り込んどけ」

今回は一筋縄ではいかなさそうだ

「分かりました」


「ここでいいんですよね?」

愛香が瞬間移動で火山に連れてくれた

「愛香って瞬間移動使えるんだ、凄」

「いや、武器の力だから」

「ところで、夜までどうします?」

そう、今は5時、夜になるまで待たないといけない

「じゃあ、皆で話でもしない?翔さんのこと私あまり知らないから」

「いいよ、何でも聞いて」

「ま、いっか、暇つぶしにはなりそうだし」

「じゃあ質問なんだけど、何でそんなに強くなりたいの?」


「俺、昔にこの盾を拾ってからは、自分は強いって思っていたんだ。でもな、それは違った」

「あの狼の魔族と戦っていたとき、相手が速く、空気球を使っても倒せなかったんだ」

「そんな奴を師匠が簡単に倒したから、俺ももっと強くならなきゃと思ったわけだ」

なんか意外とちゃんとしてる

「そんなことがあったんだね」

「それで長い間修行して、ここに来た訳だ」

「長い間といっても1週間程度だろ」

「ま、いいやん」


その後も長い間話し続けた、途中から愛香が抹茶の良さを語るだけになってしまったが‥

「あ、魔族来た」

「あいつか‥」

「今日は俺に任せてください」

「大丈夫か‥」

「くらえ!」

空気球を放つ、魔族を火口に吹き飛ばそうとしているようだ 

しかし火口に落ちるギリギリで止まり、反撃を開始してきた

「チッ」

「そこで落ちたら良かったのに」

「危ない!」

魔族は怒り、突進して喰らいつこうとした

普通の人なら、壁に叩きつけられるほどのスピードで

「これぐらいか?」

「まだまだだな」

盾を使って攻撃を受け止めた、そして‥

「止まれ!」

盾で魔族を殴り、行動不能にさせた

勝ったも同然だろう

「勝ちましたよ!」

嬉しそうにしている

「良かったな‥」

「危ない!」

咄嗟に愛香が言い、瞬間移動させた

そのところに、火が打ち込まれていた

「危なかった‥」

「ありがとう、愛香」

「普通のことをしたまでですよ」

その後、魔族は電気で再度行動不能にさせ、火口に落とした


「さ、帰るか」

愛香が瞬間移動を使う

「終わりましたよ」

「分かった、お疲れ」

「今日の仕事は終わりだぞ」

「はい」

家に帰ったときには、時計は0時を指していた

「今日は遅くまで働いたな」

「明日大丈夫かな‥」

そんなことを考えながら、眠りに着いた

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