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 ももたろうが おにがしまへむかっていると とちゅうで いっぴきのいぬに であいました。

 いぬはいいました。


「ももたろうさん ももたろうさん おこしにつけたきびだんご ひとつわたしにくださいな」

 犬が人の言葉を喋っているのは、幻聴でもましてや、ももたろうが、麻薬や覚醒剤の類を使用しているわけではございませんので、ご安心下さい。


 ももたろうは いぬに きびだんご(無添加無着色)をあげました。いぬはよろこんで ももたろうの おともになりました。

 この後、桃太郎は犬に狂犬病の予防注射をし、役所に届け出をしに行きました。また、外出時には常にリードをつけ、離しません。

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