第4話
あっ
と声にならない声を出して右手を胸のあたりにあわててひっこめ、横をみると僕と同じく引っ込めた左手を彼女は左手で握るように結んで僕を見ていた。
おどろいておおきくなった瞳は光を受けて輝くようにみえ、真っ白い肌が唇のきれいな薄桃色を強調していた。
束ねて肩にかけ鎖骨くらいの位置にある髪は僕にはしっとりとして触れてはいけない高貴な宝石のように見えた。
夕焼けパラドックス〜あの日の5人と時空の歪み 有川 玲哉 @reishi
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