ヤンデレ彼女が監禁しちゃうバレンタイン

ねぇ、ダーリン。

このチョコ、誰から貰ったの?


ねぇ、答えてよ。

誰から貰ったチョコなの?


ふぅん、同じクラスの女子から、ねぇ。

義理だから許してって?

は?

関係ないよ。

本命チョコだろうと義理チョコだろうと、全然関係ない。

だってダーリンは私のものなんだよ?

そんな私の大切なたーいせつなダーリンに、チョコレートを渡すなんて本当に許せない。

何勝手に私のダーリンに色目使ってんの。本当に許さない。


ねぇ、ダーリン。その手錠を外して欲しかったら、このチョコをくれた女子の名前教えてくれないかなぁ?

ダメなの?

どうして?

あはは、別に何もしないよ。

なんにもするつもりないよ?

ただ知りたいなーって思っただけなの。私のダーリンに手を出す女が誰なのか知りたいなぁって。

まぁ、もしかしたら、二度とチョコレートなんて渡せない体にするかもしれないけど……。

って、もうダーリンたらそんなに怯えないで。冗談だから。んもう。怖がってる顔も可愛いぞ☆


あ、そうそう。私もダーリンの為にチョコレートを用意したんだ。

ちょっと初めて作ったから何回か失敗しちゃって。上手く固めるのって難しいんだねぇ。

はい。どうぞ♪


って、そっか。両手が縛られてるから食べれないよね。

いいよ、私が変わりに食べさせてあげる。

頑張って作ったから、ダーリンも喜んでくれるよね?

美味しいって言ってくれたら……嬉しいな。


ん?

なぁに?

あぁ、この手首の包帯?

あはは、気にしないで。

ちょっとね、チョコレートを作る時に必要だっただけだから。

ダーリンは何も気にしないで食べてくれたらいいんだよ。


ほぅら、ダーリン。


私を、食べて?

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