第10話 精霊の加護。
<<王宮・謁見の間>>
「いま何時だと思っている、太々しいのにも程があるアーレイ」
「8連勤だ、文句も言いたくなるわ」
スキップジャンプの件は技研に委ねられアーレイの所属先が決まらず数日が過ぎていた。そして直談判した休暇は有耶無耶になりなぜか今朝になって陛下に呼び出しを喰らってしまう。もう悪い予感しかしないが、勅命である以上断れ無いので時間ギリギリに謁見の間に入ってゆく。
「ジェフ陛下、休暇をください」
「駄目!ちょっとクーンに行って来い」
「・・・全くやるやる詐欺かよ」
「俺の勅命を断るのか~」
「俺の勅命は断りはしませんが〜」
挨拶が終わった直後から膨れっ面に変わるアーレイは、陛下の前だろうが歯に衣着せぬ物言いの様だ。隣に控えているクリスは「よせよせ」と小言を言い放つが完全無視していた。
ジェフ「ふん、クーンのアデール女王に会ってこい、そこで君が精霊に愛されるか試してこい」
アーレイ「はーい」
クリス「うわぁ」
普通なら「ジェフ陛下の勅命を拝命し恐悦至極でございます」と返すのが普通らしく、まるで高校教師に返事をするようなアーレイを見て引き攣っているクリスは「不敬だ死刑だ」と言われるんじゃないかと心配して顔面蒼白になっている。
「はーい、じゃ無いだろ」
「承知しました〜」
「うむ、行ってこい」
「ケッ!」
「何か言ったか」
「いや別に、ブラックデルタ軍」
「こら、聞こえとるぞ」
「休みくださいね」
「そのうちな」
「いくぞアーレイ!(オコ」
「それでは失礼しまーす」
クリスに腕を引っ張られ退出するアーレイは無敵の人かと思わせる程太々しい。そして女王の代役で後ろに控えていたフローレンス王女が笑いながらジェフに近づいていく。
「陛下、アーレイ少尉って面白いですね(笑」
「あー、全然遠慮しない面白い奴だな(笑」
「ふふ、陛下の前なのに変な人ですね」
ジェフは権力者に平伏さない態度が面白く感じたのだろうか髭を弄りながら笑い、フローレンスは退出する背中をジッと見つめていた・・。
ーー
惑星クーンに君臨する女王の正式名称は精霊獣人女王といい、全ての獣人の頂点に立つと言われている。
<<惑星クーン・クーン城>>
宇宙港でシャトルに乗り換えたアーレイとクリスはクーン軍港に降り立ち、女王アデールが待つクーン城を目指していた。
「上から見て緑と青しか見えんかったが、ここは本当に獣人の国なんだな」
軍港で乗り換えたシャトルはオウムガイのように少し奇抜なデザインで、本当に飛ぶのかと半信半疑だったが、意外に乗り心地が良く程なくしてクーン城に到着。城内で見かける獣人の侍女たちは犬族から始まり、猫、狼、虎、熊、リス、牛など多種多様だ。
「アデール女王は結構神経質だぞ」
「まあ、為政者などどれも大差ないから気にせんわ」
事前に強制学習で知識を得ていたのと元々アニメ好きだけあって、獣人に対し差別意識など無比だ。女王は人間と言われていたのでそれほど緊張はしてなかった。
<<クーン城・大広間>>
「アデール ・ラファージュ精霊女王よ」
「アデール女王様、アーレイと申します。今後ともお見知りおきを」
そして女王アデールと謁見の謁見に挑むといきなり塩対応では無く、至って普通の対応をしたので少し拍子抜けをしてしまう。因みに身長は165以上あり高身長、見た目はめちゃくちゃ綺麗ではないが凛として気品があり、それなりにお年を召された婦人というのが一番表現としては適切だろう。
「ジェフから聞いているわ、今から祠に行き精霊降臨の儀を行い、認められたら加護が付与されるかもね」
到着早々、城の裏手にある祠に行く事になり、歩きながら説明をするアデール曰く2精霊以上の加護があれば魔法が扱えるが、年を取り過ぎているので加護はないかもと言われてしまった。
「ふーん、そうなんだ」
「この先にある扉の前までは私が案内するわ(笑」
城の裏手にある真っ白な祠に入り扉を開くと、そこは仄暗い洞穴が見え物凄く薄気味悪い所だ。アデールはライトを照らし気にすることなく奥へと進み、その儀式は1人で行うのかと聞くと「当たり前よ」と軽く言い返され不安になり、更に「黒い木の付近に住む精霊には絶対会うな」と念を押され恐怖しかない。
「怖いよー、出るよー出るよー・・えっ?」
その暗い洞穴の中をアデールは全く怖がらず歩いていると、突然ライトが消え先ほどまで感じていた気配すら消えてしまう。
「バァ!」
「ギャー!出たー!ゴラァ女王マジぶっ殺すぞ寿命が縮んだじゃねーか!」
まあ真っ暗になれば顔下からライトを当ててビビらすのが悪戯の王道だろうと待っていると、アデールは予想を外し真横に現れ、魔法を使ったのか逆さ吊りで長い髪がウネウネと動き流石のアーレイも肝を冷やしてしまう。
「アハハ、だってお約束でしょ」
「性格悪くないか!」
「さあさあ、進みますわよ」
「聞いてねーし」
その後、モジュールの赤外線モードを駆使してライト攻撃を交わしつつ進み、扉の横に立ったアデールは「私は入らないわ」と宣言して早々に踵を返し戻って行った。
「なるようにしかならんでしょ」
>
「この先はモジュール使用禁止エリアです」
「バイバイ!」
「・・・・」
>
即バイバイするとフェアリーはいじけて消え、重い扉を押すと隙間から柔らかな光が漏れ始め、目に飛び込んで来た風景はまるでファンタジー世界そのままの木漏れ日が綺麗な大きな森だ。道なりに進んでいくと白いテーブルと椅子が見え、その上にはお茶のセットと美味しそうなお菓子が置いてある。
「あー疲れたわ、どれ座って休憩しようか」
お茶のセットがあるという事は自分を待っていたと考えてもおかしくないだろう。しかしお茶とお菓子は主の許可を無くして頂くことは出来ないと、流石のアーレイも手を付ける事は無い。
アーレイ「なにあのデカイトンボ?」
水の妖精「あんた、遠慮なしにくつろいでいるわね」
上空にブーンと羽が交差する音が聞こえ、何か飛んで来たと思ったら小さな妖精だった。
「疲れたのさ、座っちゃまずいならどっか行こうか?」
「それが図々しいんって言うんだよ。トンボって失礼じゃない」
名も名乗らずフラフラ飛んできて遠慮なしに喋れば誰しも警戒はするだろう。とはいえ会えるのは妖精と聞いていたけど「やっぱトンボだわ」と考えてしまう。
「ゴラァ、失礼だな心の声は聞こえてんだぞ!」
特殊能力があるとは聞いてないし、まして人の心を見透かす生物がこの世にいるって気持ち悪いし、嫌な奴にしか見えんだろと考えてしまった・・。
水の妖精「ガルゥ!(檄オコ」
火の妖精「ちょっとあんたマジで太々しいわね!」
そしてまた違う妖精が降りて来るなり喧嘩腰だ。争うつもりは無いが何故かこいつらが好戦的で意味が分からない。
「お前もな、知らない人に声かけちゃダメだぞ!」
「ウギー!(激オコ」
アドバイス自体が気に食わないのか少しの嫌味で怒りの沸点を迎えたのか、妖精はプンプン怒りながらブンブン飛んでいた。あからさまな塩対応にアーレイは流石にムカついて来る。
「まるで蠅!」
「ウガー」
煩いハエだなと反射的に考えたらどうもソレが伝わり怒り始め、流石に収集がつかなくなるのは良くないと考え「マジムカつくけど、話はちゃんとしたいな」と思うと、ゆるりと違う妖精が降りてきた。
闇の妖精「おまえ何しに来たヤミ~」
「精霊に会いにきたんだけど、お前知ってる?」
「・・・・・・」
「なぜ黙る?恥ずかしがり屋か?」
「ガルゥ!!」
「うわぁ顔が魔獣だよ、恐!」
この妖精は話しベタなのか寡黙を貫いたあとオコ顔に変化してしまうし、もう何匹目かは忘れたがまた別な妖精が近づいてくる。
土の妖精「ねえ王様に会う?」
「ヤメとくわ、だってこの流れってロクなことにならないでしょ」
「キー!」
またブチ切れた激オコ妖精はアーレイの周りをブンブンと飛び回り、なんで沸点が低いのよ「こいつらモラハラ、クレーマーじゃね」と考えてしまうと予想通りの結果に・・。
水の妖精「ふざけんなバーカ」
火の妖精「死ね」
闇の妖精「呪われろヤミ~」
土の妖精「殺、殺!」
目も当てられないくらい酷い嫌われようでアーレイは妖精との相性が悪いのか、はたまたご先祖さんとの因果関係なのか謎は深まるばかりだ。
光りの妖精「アーレイ、黒の精霊に会えるだけありがたいと思いなさい」
「知らん会ってどうする、腹黒精霊じゃね?」
「アーレイ死ね!」
性懲りもなくまた降りてくると今度はため口で名前を呼ばれ、こいつらは初めから俺が来ること知っててこの態度かよ「お前らが死ね」と考えたくなったが、ここはひとつ大人の対応をしなければと考えた。
「酷い事言ってるよね、妖精ってもう少し優しいんじゃないの?」
「お前が言うなー!」
妖精はまた激オコになるとアーレイの周りをグルグルと飛び始め収拾がつかなくなってきた。とは言え何ら手出しはしてこないので「ブチ切れ妖精を銃で撃ち落とそうかな」とは考えないように「もう仕方ないな」と諦める方向に考え方を改めると・・。
風の妖精「すみませんうちの妖精達が調子付いて」
降りて来た6匹目は意外にも礼儀正しく、全ての妖精の王である”黒の精霊”に会ってくれと言われると、アデールが残した言葉は絶対フラグだと考え、黒い木の所かと聞くと「そうだ」と言われ念のため大丈夫かと聞くと途端に黙ってしまい睨み合いに突入してしまう。
「おい、黙るな!」
「お・ね・が・い・エヘェ」
「俺は場所を知らんから案内しろよ」
「フン!早く行きなさい!!」
「やっぱこいつらムカつくわー」
急に態度を変えた風の妖精は5匹と加わると、アーレイの頭上をブブ、ブーンと羽根の音を撒き散らしながら飛び回り「お前ら構ってちゃんかだろ」と最後言い放つと「早く行けよ」と言われてしまう。
ーー
<<黒の精霊が住む小屋>>
更に森の奥を進むと、確かに黒い木々に囲まれた丸太小屋が見えて来る。軽くノックをして中に入ると、そこには青銀色の髪をもつ男の子がポツリと座っていた。
「君が初めてだな加護してくれる6精霊をここまで怒らせたのは」
この世界では加護を持つときは精霊と言い、実体化した時は妖精と表現するらしい。目の前に立つ黒の精霊と言う奴は見た目は子供だけど凄い存在感と少しの威圧を感じてしまうが、途中から逆に心地良いというか懐かしく感じてしまう。
「こんにちは黒の精霊さん、俺ここの星団の人間じゃないし良くわからないわ」
「そうか、僕に会うことの意味を知らないのか?」
「知らん、教えてくれ」
「・・・マジで?」
アーレイは知らない事は知らないときっぱり言うと、黒の精霊は呆れ顔に変わり説明を始め、本名は無くふたつ名のように「死の精霊」「死の騎士」「黒の精霊」と人々の間では呼ばれていると教えてくれる。
「全精霊の守護者で死をつかさどり無敵なのだ。皆な驚き平伏する(ドヤ」
初めて会った奴に”俺偉い”とドヤ顔で言われても信じる奴は馬鹿だろとアーレイは考え、思い返すとふたつ名しか無い事に気が付く・・。
「ふーん、おまえ名前ないんだな残念な奴なんだね~”黒の精霊”さん」
「うぐぐぐいま、いまお前なんて言った!!」
「だから黒の名称しかないんだろ。俺はアーレイ・ウェブスターって名前あるけどね”死の精霊”さん!」
「・・・・」
「そんなに落ち込むなよ、”死の騎士”さん」
アーレイに指摘され自分に名前が無い事に気が付いた男の子は、マジ落ち込んでしまい暗い表情に変わってしまう。しかし途中からワナワナと腕を振るわせ何かを決意したようだ・・。
「ねえ、それなら僕に名前をつけてよ!お願い、頼むよ!」
「えっ?まじですか」
対等に接したのが良かったのか、それとも馴れ馴れしい態度が逆に頼みを聞いて貰えそうだと考えたのかは分からないが、取り敢えず今の状況は初めてらしく羨望の眼差しを向けながらアーレイの次の言葉を心待ちにしていたよ。
「じゃ、ザック・グローヴァーってどう」
「いまいち!」
「ジュード・コールス」
「ジュース、コーラみたいだからいや」
「これならどうだ、アレックス・ブラッドフォード」
「おお、ブラッドっていい響きだね(嬉」
良く分からないのでラノベで良くありそうな名前を羅列すると、血を現すブラッドに惹かれたのかそれに決めると言いだし、満足そうな顔をすると突然身体が光り始める。
「コラ!身体が光るっておかしくない?」
変身するときアルアルのように身体がペカ〜と光り輝き始め、身体は大きくなるし髪は腰の辺りまでのびてしまい、顔も同じく堀が深くなり20代位の結構いい男に変わっていた。
「ありがとうアーレイ、さらなる進化ができた」
「すげー、変身するんだお前、かっこいいな、だけどいきなりタメ口かよ」
「そう申すな名が無く進化できなかったのだ礼を言う」
名前を付けるだけで姿が変わるなど、もう何だかわけの分からない状態だ。なので”何でここに来た奴に言わない”と問うと恐れ多くて誰も付けてくれないと話し、そもそも6精霊の加護が必要だと暴露した。
「おい!まさか俺は6精霊の加護なのか」
「まあそう言うことだ、さっき妖精が降りてきただろ」
「ムカつくけどあいつらが加護を与えるんだ、それでもう帰っていい?」
もう面倒になっているアーレイは一刻も早くこの場所から立ち去りたくなってきている。そりゃあり得ないことの連続で普通の人間ならそう思うのが当たり前だろう。しかし・・。
「おい!君はどこまで斜め上なんだ」
「元から」
「面白い奴だな、俺が守護しよう強力な力を得れるのだぞ、全ての生死を司る」
「いらん」
アーレイは斜め上の思考が大好きなので適当にあしらっていると何故かブラッドが食いついて来る。構ってちゃんなのかと思うといきなり黒い霧に姿が変わり始め今にも襲ってきそうだ。
「俺は絶対乗り移るぞ君には憑依できそうだ。ところでウェブスターの名は本物なのか?」
「いや、元々の名前は古木って言うんだ、デルタに来て思いついたのがウェブスターだ」
「何だそうなのか・・」
何故かブラッドはウェブスターの名前に興味を示しジロリと睨んで来るが、別に敵意を感じるのではなく少し懐かしむようにアーレイを眺めている。とは言えこんな奴に憑依されたくないと心の中でガン拒否すると、すればするだけ黒い霧が近づいてきてしまう。
「うわぁ、こっわ!」
「おお器としての適性があるではないか。アーレイこれで私と一体になった、頭の中で考えれば私と喋れる」
纏わり付くように黒い霧がアーレイの身体を包み込むとそのまま消えていき、頭の中で直接会話ができるようになってしまう。しかし思いのほか違和感を感じることは無く、逆に外に向かって自分の意識を飛ばせそうな感覚に陥っていた。
「なんなんだ、この感覚は」
「それが威圧だ、力を使いたいなら呼べば良い、全ての精霊の力が使えるぞ」
「ふーんわかったよ、今からブラッドって呼ぶからな」
「ああ、それで良い、たまには力を使えよ」
面倒な奴が体の中に入り込んでしまい、流石にもういいやと思い外に出るとさっきの連中がまだブーンと羽根を盛大に鳴らし飛び回っていた。ムカついたので「なあ、アイツらムカつくから叩き落としていい」と聞くと「別に構わんが、あいつらは怒ると仲間の妖精を呼んできて、来て大変な事になるぞ」と言われてしまう。
「やーめた」
「そうだな、それが賢明だ数千匹も相手したくないだろ」
最後に数千匹と聞いたアーレイは速攻でエルフ城へと急ぐのだった。
ーー
<<クーン城>>
またあの洞穴を通り抜けクーン城の正門にたどり着く事になるが・・。
「黒の精霊様、どうぞお通りくださいませ(大汗」
アーレイを一目見るなり平伏し、城内に入れば侍女や執事も同じように頭を下げ、客間で待っていたクリスは一瞬ビクッと大きく反応はするものの、平伏すことは無いが脂汗が噴き出している。
「おい、アーレイなんだその威圧は!」
「黒の精霊と仲良くなったのさ」
「はぁ?」
アーレイは事の顛末を簡潔に話しクリスに威圧は不要だと考えると、大きなため息をつき途端に表情が軽くなる。
「黒の精霊様お久しゅうございます。なんなりと御命令を(大汗」
「女王、楽にしてください」
>
「おい、ブラッドお前の出番だぞ!」
「君の方が説明が上手だ、じゃ!」
>
気配を感じたのかアデールが客間に姿を見せるもののクリスと同じく脂汗が出ていた。なので同じように不要だと考えると途端に表情が柔らかくなり、ブラッドに丸投げしようとしたが逃げた・・。
「アーレイ様は特別に黒の精霊様に認められました。嬉しく存じます」
「アデール女王様、聞きたいことがあるのですが」
そしてアーレイは今回の事について聞くことになるが、開口一番アデールは様付けは不要と言い放ちブラッドの憑依は大変珍しく、それは自分の死期が迫っている事と関係していると話し、新たな女王が近い将来姿を見せると話してくれた。
「6精霊女王が誕生すると私はやっと死ねます」
「チョットよく分からないわ。それでこの力は?」
謎だった黒の精霊の持つ力の事を聞くと、全ての生命の生死を司り誰しもが逆らうことなく命令に従い喜んで命を差し出すとまで言われてしまう。
「わたくしに死ねと命ぜれば私は、今死にます(キリ」
「いや、別に殺さないから(汗」
出会って1時間ほどしか経って無いのに貴方の為なら死ねるとか言われると流石にドン引きしてしまう。それに新たな女王が誕生するまでこの星団に残ってくれと頼まれる始末だ。どうしていいのやら困ったアーレイは結果が出るまで残るからと返答すると、凄い勢いで急接近して来るなり抜群の笑顔に変わり手を握り締められる。
「アデール、ち、近いよ」
「だって・・すみません大変失礼致しました」
アラフィフのおばさまが少しだけ可愛らしいお言葉を使い、一瞬だけ可憐な仕草を見せアーレイは少しドキッとしたのは内緒です。
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