地獄のノーダメスライム狩り兼アリアちゃんの曲で視聴者下僕化計画

ダメージ回復が困難なクソゲーのため・・・


ノーダメージでレベル上げしていく予定だ。


ダメージを受けたら、リセという鬼畜なレベル上げである。


 


「無音でレベル上げはつらいわね


BGM持ってくるから、ちょっと待ちなさい。」


アリアは意気揚々とBGMを用意しようとしている。


 


 


収束した週末に終末した:なんだろうw


水饅頭:なんでしょうね。楽しみです。


アルファ:クソゲーだけだとつらいわ。BGMほしいわ


クソゲーマニア:ここ30分かかるからね。


ソードマスター大ちゃん:雑談のみはつらいですよね。


メンタルブレイクサタン:主のセンスが試される。


野田係長補佐の紋次郎:レベル上げは、大変ですね。


 


「これよ。


下民ども、名曲だから聴きなさい。」


 


スタンフォード・アリアによる『じれったい夜はつらいよ』


再生数 5005


 


収束した週末に終末した:いつも聞いている曲だわw


水饅頭:これは名曲ですね。


アルファ:主、歌うまいですね。


クソゲーマニア:声いいですね。


ソードマスター大ちゃん:レベル上げしながら、宣伝とはずる賢いw


メンタルブレイクサタン:斬新な宣伝ではw。チャンネル登録しました。


野田係長補佐の紋次郎:いつも聞いているわw


 


打算的なところも好きだよアリアちゃん。


やはり、売名はうまくやらないといけないね。


本日発売したファンタジーソードのバブルをしゃぶりつくさないと、今は伸びないから・・・


 


地獄のノーダメスライム狩り兼アリアちゃんの曲で視聴者下僕化計画が実行されてしまった。


 


アリアの5曲をランダム再生しながらスライムを狩って狩って狩りまくった。


30分間と長い時間をかけて、洗脳ソングは視聴者の思考を狂わせた。


 


 


収束した週末に終末した:やばい。さらに好きになってしまったわ。


水饅頭:この曲で、チャンネル登録したんですよね


クソゲーマニア:アリア様、素敵です。


ソードマスター大ちゃん:アリア様、罵ってください。


メンタルブレイクサタン:1000人まで遠いですけど、1000人超えたら、スパチャ投げます。アリア様の国営のために。


ドラゴン先輩:クソゲー板のみんながアリア様と言っているw


 


レベルは3も上がり、7発ぐらい攻撃が必要なスライムを確実に5発で倒せるくらいになっている。


ゴールドも溜まっており、30Gを所持している。


薬草を1枚買えるため、気晴らしに店へと向かった。


 


――店に入った瞬間


例のアルダの子守り歌が鳴り響いており、魂である私はちょいちょい吹き出したくなる。


このゲームに30分夢中になっていたが、クソゲーであることを再確認させられる。


 


薬草を買おうとしたが、今の剣より1ランク上の装備が22Gで売られていることに気付いてしまう。


 


「剣買っちゃうね。


このクソゲーが、新しい武器をポンポン出すとは思えないんだよね。


おそらく、この剣は長く使うと思うの。


それとさ。スライムで今でも苦戦しているし、攻撃力が上がるだけでレベル上げが効率化できると思う。」


アリアは1ランク上の剣を即購入し、セーブしてしまった。


こういう時に即断して、すぐに行動できるアリアはすごいと尊敬してしまう。


魂である私は神ゲーであろうサクサクナ姫を買うのに10時間ほど考えたのに。


 


ドラゴン先輩:アリアちゃんって、意外と考えているからね。


クソゲーマニア:アリア様、クソゲー板でもこれが効率的と話題になっています。さすがです。


ソードマスター大ちゃん:この剣は中盤までお世話になります。


野田係長補佐の紋次郎:この難易度だから、レベル上げ必要は草。まだ、チュートリアルで1時間近くかかっているだよなw


 


「洗脳時間よ。


30分間、私の魅力を味わいなさいよ。」


アリアは、レベル上げをするからついてきなさいよとお願いしているみたいだ。


傲慢で高貴なアリアは、頭を下げてお願いなんてプライドが邪魔してできないのだ。


そんなアリアが魅力的で、魂である私は好きだ。


 


野田係長補佐の紋次郎:分かったよ。このクソゲーは普通な状態でみれないからね。


収束した週末に終末した:頑張ってね。


水饅頭:裸で待っています。


アルファ:アリア様、分かりました。


クソゲーマニア:アリア様、了解しました。


ソードマスター大ちゃん:分かりました。


 


 


スライムも武器を変えた影響により4発で倒せるようになり、スライムの次に強い狼も5発で狩れる。


能力の明らかに向上されたためだろうか。


リセの回数がかなり激減されており、大量の雑魚敵を倒せるようになっている。


 


30分間、レベル上げを行ってきた。


もちろん、洗脳ソングをかけている。


ちなみに、魂である私も下僕になっている。


もうすでにかw


 


 


・レベル


3レベル→6レベル(総経験値 40→154)


・金


10 G→88G


 


「これ以上、経験値たまらないみたいね。


おそらく、ここは攻略進めたほうがいいわね」


アリアは次のレベルまでの経験値が意外に多くて、あきらめたほうが良さそうと割り切っている。


 


 


野田係長補佐の紋次郎:洗脳されていたいw


収束した週末に終末した:頑張ってね。


水饅頭:早いですねw


アルファ:もう~終わりですか。いやいやです


クソゲーマニア:アリア様、了解しました。


ソードマスター大ちゃん:早かったわw


ドラゴン先輩:完全に毒されていて草。


 


「どうせ、次のエリアがボスなんでしょう。


このクソゲーは、悪い意味で信じているからね。」


アリアはクソ狭いオープンワールドに呆れながら、前へ進んでいる。


 


 


クソゲーマニア:ちなみに、正解です


ソードマスター大ちゃん:クソゲーを完全に把握していて草


野田係長補佐の紋次郎:正解なんだw


水饅頭:さすがに狭すぎですよ。


 


このゲームに期待なんて持ったら駄目であるのだ。


理不尽な難易度で、ゲームのプレイ時間を稼いでいるクソ狭いオープンワールドのクソゲーだから。

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