会話41.耳かき

「やっぱり鍋のシメはラーメンだよなぁ。出汁がすっげえ出てるから下手したらラーメン屋より美味いもんなぁ」


「私はおうどんとか、おじやも好きだけどねー。今日はカラオケ付き合ってくれたし、オウカのリクエストに応えてみましたー」


「テストも無事に終わったし……後は結果を待つだけだな」


「だね。テストが戻ってきたら待望の夏休みだ!!」


「補習が無ければな。今回どうだった? 自己採点してみたか? アスカの事だから心配はしてないけど」


「さすがに赤点は取ってないと思うよー。オウカ、勉強教えるの上手いし、テストも教わったとこばっかり出たしね」


「まぁ、ある程度は授業を真面目に聞いてれば出る場所は分かるからなぁ」


「う……裏取引?」


「ちっげーよ、授業中に「ここ出すぞー」って言うところを覚えとくくらいだよ」


「そなんだ。そんな貴重な情報をいただけて感謝……!!」


「拝まんでいい。アスカには普段飯作ってもらったり、助けられてるからな。お互い様だ」


「そんな男前なオウカ君にはご褒美を上げましょう。おいでー」


「……アスカ、なんで俺のベッドに座って膝をポンポンしてるんだ?」


「耳かきしてあげるー。マッサージも兼ねて?」


「随分と突然だな……じゃあお言葉に甘えてお願いしようかな」


「うふふ……オウカの穴に棒を突っ込んで気持ち良くしてあ・げ・る……」


「なんでエッチな言い方にし直した?」


「オウカの番が終わったら、次はオウカが私の穴に硬いのを突っ込んで気持ち良くしてねぇ?」


「言い方ぁ!! お前分かっててやってるだろ!!」


「なんのことー? 耳かきだよぉ? 何を想像したのかなぁ?」


「ほー……? ベッドの上に座っててそういう事をアスカは微塵も考えて無いと?」


「えっ……?」


「えっ?」


「……」


「えっと……なんかごめん。耳かきだけお願いします」


「は……はい……任されましたので……その……」


「ん?」


「……押し倒さないでね?」


「しないから安心しろ。顔真っ赤にするくらいなら最初から変なこと言うな」

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