会話36.お姉ちゃん
「お姉ちゃんって呼んでも良いのよ?」
「いきなり何言ってんだアスカ」
「いやほら、こないだお姉ちゃんの話をしたじゃない」
「あぁ、したな。アトリさん今は沖縄にいるんだっけ?」
「うん。彼氏と一緒に沖縄にいるよ。たまーに写真とかメッセで送ってくれるし」
「元気そうだな。いや、それとアスカをお姉ちゃんって呼ぶのと何の関係が?」
「だってオウカ、お姉ちゃんの事好きだったでしょ?」
「ゲフッ!! ガフッ!!」
「あれ? お茶むせちゃって図星?」
「な……なんで……」
「なんで知ってるって、思い出したんだよねぇ。オウカ、子供の頃はお姉ちゃんと結婚するって言ってたよねー……」
「いや、それはその……えっと……」
「オウカって姉萌えだったんだね」
「……ん?」
「だからオウカの欲求を満たすために、姉キャラになろうかなと思って」
「いや、いらんお世話です……。それにほら、別に俺ってアトリさん初恋ってわけじゃ無いし」
「そうなの?」
「うん。アトリさんはほら、頼りがいあったからさ。憧れてたのは事実だけど」
「フーン……フーン……」
「……アスカさん?」
「これを見てもそんなことが言えるか!!」
「ぶっ!! おま……それ……!!」
「今のお姉ちゃんのしゃっしーん!! さぁ、これを見ても……ってなんでオウカ、目を逸らしてるの? 普通の写真だよ?」
「どこが普通だ!! めっちゃきわどい水着じゃねえか!!」
「へ? あ、これお姉ちゃんが彼氏に送るエロ自撮りを間違って私に送ってきたヤツだ」
「なんで残してんだ!! 消せ消せ!!」
「むー……オウカ、こないだ私が水着来た時そんな反応しなかったくせに……やっぱりお姉ちゃんの方が……」
「ちっげーよ!! 彼氏いる相手のそんな姿見れるかって話だよ!!」
「じゃあ、私の時に反応が薄かったのは?」
「あれは興奮を必死に理性で抑えて……!! ってしまっ……!!」
「へぇ~。興奮してたんだぁ……オウカはエッチだなぁ……」
「アスカ……計りやがったな……!!」
「何のこと~? オウカ慌てると本音出るよねぇ? ウフフ」
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