会話13.ワンピース

「ねぇ、オウカーオウカー。どうかなー、この服?」


「おぉ、白いワンピース。珍しいなそういう大人っぽい服着てるのって」


「可愛い?」


「可愛い可愛い」


「めんこい?」


「めんこいめんこい」


「んじゃ脱ぐわー」


「なんでっ?! しかもここで脱ぐのかよ?!」


「いや、ほら。ママからコレ貰ったんだけどオウカの感想聞けたからもういいかなって」


「えぇー? しかもお前のお袋さんから貰ったってことは結構高価格なんじゃねえのソレ?」


「なんか一着何万のワンピースとか言ってたかな」


「こわっ!! そんなもんお前、無造作に脱ぐな!! いや、そもそもここで脱ぐな!!」


「だってさー、趣味じゃないんだよねーこうひらひらしたの」


「あー……お前いつも動きやすいパンツルックだもんな」


「うん。動きやすいのが好き。ほら、私って胸が割とおっきめだからスカートとかだと余計に動きにくいんだよね。せめて下半身は自由に動きたい」


「胸を強調せんでいい。手で持ち上げるな。男子高校生には刺激が強い」


「ちなみにワンピースの下にはショーパン穿いてる、上はチューブトップね」


「……ほぉ」


「お、想像したねオウカ君? 見たいなら見せ……」


「見たい」


「お、おぉ……思ったよりも食い気味に来たね」


「だってアスカのスタイルでのショーパンとチューブトップだろ? 絶対に似合ってるから見たい」


「いや、照れもせずそう褒められると……」


「お前スタイル良いからなぁ。腰のあたりのラインとかカッコいいし、動きも綺麗だし」


「待ってオウカ……」


「足もスラッとしてるしよ。でもガリガリじゃなくて程よく肉ついてて抱き着いた時の抱き心地とか……」


「オウカ分かったから、見せるからそれ以上褒めるの止めて!! 照れちゃうから!! なんか変な気分になっちゃうから?」


「なんだよ、普段は褒めろとか言うくせに」


「限度があんのよ限度が……!!」

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