周囲1.二人の見え方
「あ、
「
「いやぁ……花野木さん可愛い……あんな彼女が欲しい……付き合いて~」
「いや、無理でしょ。向かい見てみなよ」
「
「家も隣同士らしいよ。アスカ、実質的に一人暮らし状態の鳥谷部君のお世話してるとか」
「はぁ何それ?! あいつそんな状態だったの?! 家で二人きりって俺だったら我慢できねーぞ!!」
「津江月とは違って、それだけ鳥谷部君が紳士って事でしょ」
「あー……羨ましい。鳥谷部と花野木さんが付き合ってるとかショックだわぁ……俺もあんな彼女ほしぃ……巨乳の彼女欲しい……」
「いや……それなんだけどさ……」
「ん?」
「二人……付き合ってないらしいんだよね……」
「は? 嘘だろ?」
「いや、ほんとに。アスカに聞いたから間違いないよ。付き合ってない、ただの幼馴染だって言ってた」
「マジか!! じゃあ俺にもワンチャン……。いや待って、ただの幼馴染なのにあんなことするのか?」
「ん? あぁ、なんか弁当の卵焼き、あーんしてあげてるね。頭撫でてるね」
「どう見てもカップルじゃん。付き合いたてのバカップルの行動じゃん。付き合ってないって嘘だろ、エイプリルフールだろ」
「今は四月じゃないよ。いや、ほんとだって。付き合ってはいないって言ってたから」
「……付き合って無いけど、既に結婚してるとかそういうオチ?」
「それは無いでしょ」
「はー……今度ダメもとで告白してみようかなぁ……」
「津江月は無理だと思うよ」
「あー……巨乳の彼女欲しい……オッパイに埋もれたい……」
「……はぁ。まぁ、いいけどね」
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