親子で共有できるものがあるのって、良いですよ。それが、なろう系であってもね…。学校の先生やお友達からは、大人びて見える息子さん。周囲がふしぎに思うことを、なんとか掻い潜っていくところは、少し緊張感もあり楽しい物語です。
「なろう系」に沼ってしまった息子と、「なろう系」に染まり切っている母親との会話が非常に高度なメタギャグとなっている。そこがかなり面白い。「なろう系」への深い愛を感じる。