冷たい満月の夜、涙のような青いペンダント、そして彼女の命を奪うナイフ。
シチュエーションとすべての小道具が生きていて、とても引き込まれる展開でした。
『Dear K』というタイトルの回収、さまざまな『K』の意味の持たせ方に感心いたしました。
そうすることでしか生きていけない、というKと、どうしても生きていけない、というロゼッタが、ともに切なく物悲しかったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
『Dear K』というタイトルから真っ先に思いついたのが、満月の夜に女性が殺されてしまう、その犯人がKである。というシチュエーションでした。
Kにどのような意味を持たせるのか、かなり悩みましたので、そのように言ってくださりとても嬉しいです。
評価までいただきありがとうございました。
>他の方の依頼であなたから大切な人を奪った。
冷たい真相があったのですね。
依頼は必ず果たすK。しかし必要以上のものは奪わない。
ペンダントを残していったのは、やはりKの優しさから来るものなのでしょう。大切なものを手放さなくてすんだのが、彼女にとっての救いなのかもって思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
何でも奪う、という設定を考えた時に、彼女の過去にKが関わっていたということを思いつき、この形になりました。
<大切なものを手放さなくてすんだのが、彼女にとっての救いなのかもって思いました
そうですね、彼女にとって、せめてもの救いになったのではないかと思います。
評価までいただきありがとうございました。
これはシリーズで読みたくなりますね。冷たくてあたたかくて切ない雰囲気がすごく好きです。なんでも奪うという設定とKのキャラも魅力的で、とても引きこまれるお話でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
物語の雰囲気を好きと言っていただけて、嬉しいです……!
何でも奪うという設定は、K=怪盗のKであるというプロットで構想していた時の名残だったりします。そこから色々あって今の形になりました。
評価までいただきありがとうございました。