第9話 鐘を鳴らそう

新しき新時代がやってきた!

さあ鐘を鳴らそう!


師匠が言う。

弟子の私は応えるのみだ。

鐘といえば、日本ではなかなか鳴らす機会はあまりないかもしれない。お寺ではよく鳴らしているわけであるが、時報や除夜の鐘といった特定の時間を指している。

西欧では割と頻繁に鳴らしている。めでたいことがあった時や悲しいことがあった時など様々ではあるが事ある毎に鳴らしているイメージだ。


心の中の鐘がなる時というのはどういう時であろうか。私がよく読む漫画では、恋愛が成就する時なんかによく西洋風の教会の鐘が鳴っているのを目にすることがあるが、実際日本人にはあまり鐘を鳴らすという文化はそんなに根付いていないのかもしれない。


だが、希望や感動や歓喜をみんなで共有することも必要だと思う。

私は鐘をならす人になりたい。

みんなで色んなこと、悲しいこと楽しいことを共有することがあってもいいと思う。


ただ、心の鐘は自分にしか分からないタイミングでなる。



今なのか?と思ったら鐘を打ち鳴らして欲しい。

今なのだ、と私はあなたの背中を押す。


その時今なのだ。


鐘を鳴らして、乱打して喜び勇んで前進したい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る