第1話 よし、スキル決めた!
1番初めに見た印象は白だった。
「逢魔雄大さん、気が付きましたか?」
声のする方に視線を向ける。
「初めまして。私は、輪廻を司る女神です。名前はリンネなのでリンちゃんとでもお呼び下さい」
見た目、15歳前後の金髪で黄金の瞳をした美少女が女神?何だそりゃ。とにかく、
「白パンツ見えてるよ、リンちゃ、ぎゅふっ」
「何言ってるんですか?早いところ起き上がってもらえませんかね?説明させて頂きたいのですが」
こめかみに青筋立てながら笑顔で顔面踏みつけられた・・・解せぬ。
「逢魔雄大さん、貴方は過労によりお亡くなりになりました。死ぬ間際に強い心残りを見かけました。なので、新たに転生をしませんか?」
ん〜、死んだ時の記憶、微かにあるぞ〜。親父の刀を超える業物を何徹もして完成したと思ったら意識無くなって。はぁ〜〜〜。
ラノベの続き、明日発売だったのになぁ。
確かに心残りだな。
てか転生ってマジであるんだねぇ〜。女神様ならもしかして思うだけで読まれちゃったりするのかな?たぶん、読まれてるな。ニヤニヤしてるし。あえて黙ってよっと(笑)
「逢魔雄大さん、いえ、雄大さんとお呼びさせてもらいます。貴方に私たちの世界へ転生してもらうのですが、その説明をさせて頂きます」
きっとあれだな、剣と魔法が使えるファンタジーな世界で特殊能力的なスキルがあるんだろうな。そして、昔のヨーロッパみたいな景色で飯が発展してないからチート活かして最強かつ画期的な発明しろ的なやつか?
きっと人以外に魔族とか獣人族とかエルフやドワーフとかいんだろ?
あ、リンちゃん、涙目になってきてる。当たってたんだ。
「雄大さん、私のセリフ取らないでくださいよ〜。ぐすん
それと獣人族とエルフやドワーフなんかも纏めて魔族と言われてます。人族か魔族かです」
人族とそれ以外の総称が魔族なのか。
戦争したら人族、秒で負けそうだな。
可哀想だからいちよ謝るか。
「ごめんね、リンちゃん」
「いちよ、謝ってもらったのでいいです。もう説明省きますね。どんなスキルが欲しいですか?3つまで決めて下さい!」
トントンと話が進んだぞ!
どんなスキルにしようかなぁ〜、3つかぁ〜。制限があるならありきたりなのは頂けないなぁ〜。むしろ、増やせるように【スキル創造】とか言ってみるか?
「あ、言い忘れてましたけど、スキルは基本的に1つか2つ貰えて最高3つまでしか習得出来ませんので増やすことは不可能です。しかし、職業で勇者、聖女、賢者、剣聖、弓聖のように選ばれた者のみ4つ目の固有スキルがあります。あと先に言わせてもらいますけど魔法に関しては、努力次第で火、水、風、土、光、闇が習得出来ます。スキルによって上位の属性が解放されますので安心して下さい。ちなみに、上位は、爆炎、氷、雷、重力、聖です。闇のみ上位はありません。あと条件次第で習得出来る特殊属性が木と時空間です」
なるほどなぁ〜、生まれてから魔法の訓練が出来るならチート野郎になれるな。
「なぁ、魔力制御とか付与とか錬金術や剣術、剣豪とかもスキルであんの?」
「今、言われたものでスキルにあるのは、【剣豪】のみですね。錬金術や魔力制御、付与は技術ですので。イメージとしては、称号に似たような名前になりますね。例えば、職業があって勇者になるには、【覚醒】【限界突破】【聖属性魔法の極み】ですね。15歳の成人の儀で得たスキルを元に適性職業が決まります。それまでに鍛錬したものが職業に現れやすいです」
職業かぁ〜、ぶっちゃけ、こういう世界は冒険者ギルドとかあるから冒険者でいいんだけどなぁ。
「冒険者でも魔法使いや剣士なんて職業が適性ですよ?ちなみにステータスの数値なんかはありません。ステータスカード(教会発行)とかに表示されるのは、名前、職業、スキルのみです」
「ちなみにこの世界に無さそうなスキルを作るのは?」
「転生者や転移者なら可能です。ちなみに、転生者は雄大さんのみで転移者は1人だけいます」
転移者いるんだぁ〜、いつか会えたら会ってみたいな。
それに・・・・・・
「よし、スキル決めた!!俺のスキルは・・・・・・」
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