橋の上で 4
「君もやってみようって?止めておきなよ。源流は創世神<ユグドラシル>の御下だと言われるくらいの、並の者では耐えられない強い魔力が溶け込んでいるんだろう?君がただ焼かれるだけだとは思わないけれど、その怪我を押して行ける旅ではないはずだよ。」
「・・・そうだな。いくら我々天翼族のこの先が見えず不安だからと言って、飛び込む訳にはいかないか。」
「君の父上の時は、天翼族以外は敵だらけだった。少なくとも、今は氷龍ヨトゥンは盟友で、炎龍ムスプルとも対話は出来ている。他の種族に対してだってそうさ、ある程度の手打ちは済んでいるからね。確定した未来が見えずとも・・・現実に築いた関係が、良い方向へと導いてくれる可能性だってあるんじゃないかな。そう心配しなくても、きっと大丈夫だよ。」
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