第9話大発表会での札幌の師匠の力

小笠原強三弦会の師範披露を兼ねた大発表会を津田沼の習志野大ホールで確か昭和54年に行うこととなった。


私は家元に、客席を満杯出来る策を練ってと言われ、入場料無料で経費は会員皆で折半と言う案を作り、家元に進言し採用された。


札幌の師匠の方からは、ゲスト出演の方は任せろと言われいたので、後は当日の整備要員と音響と舞台の担当の役目割とその他諸々。


整備員は会員のご家族の方に30名ほど集める事にした。


音響は千葉テレビにお願いして、ようやく当日。

私は師範に同時になった他の二人と3人における津軽じょんがら節の演奏が有ったので、それが終わるまでは他の事は出来ない。


ゲスト出演は総勢15名で、いずれも当時のテレビ出演で人気のある大物ぞろいで、いずれも札幌の師匠のお声がかかって、出演されたのであろう。


それと札幌から自分の師範を6名くらい連れて来られた。


定員1200名のホールに、通路に座る人も出来て多分1350人ほど入ったであろう事から、市の担当者にこれ以上入れてはダメと言われて、招待券を持ってきたお客さんを頭を下げて帰って貰うのが大変だったと私が頼んだ警備員に後日聴いたものだ。

多分200人には帰って貰ったと言う。


この点は私のミスで、会員に招待券を何枚でも持ち出せるようにしたが、どの位無駄券が出るか想像もつかなかったので、5000枚作ったのだ。


それから数年後にシャンソングループを立ち上げ佐倉音楽ホールで開催したコンサートも、その経験を生かして、毎回満員のお客さんが詰めかけたのだった。

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