05話.[大丈夫ですから]
「ただいま」
ちょ、そんな自分の家みたいにとツッコみたくなったが我慢。
「あ、遅いよっ――って、新夜が女の子をお持ち帰りしたー!」
「翼はうるさないな、ま、上がれよ」
「は、はい、お邪魔します」
というか、私と会っていることは連絡していなかったのだろうか。
そうでもなければ遅いとは言わない気がする。
渡部先輩の背中に張り付くようにしてリビングに移動すると、そこには当然菜緒もいた。
「あれっ、明日香ちんも来てくれたんだっ」
「ご、ごめんなさい、中途半端なことをしてしまって」
「いいよいいよっ、こっちに座ってっ?」
ソファに座らせてもらったら彼女も真隣に座った。
「ごめんなさい、本当はふたりきりがよかったのよね?」
かなりボリュームを絞って言ってみた。
彼女は「あー」と声に出して複雑そうな表情を浮かべる。
「いいんだよ、明日香ちんとも仲良くなりたいから」
「ありがとう、あなたたちがいてくれているおかげで楽しく通えているわ」
「どういたしましてっ、あ、飲み物を用意してくるねっ」
結局、負けてしまった。
何度も何度も言ってくるから、じゃあってなってしまった。
「横、いいですかね?」
「は、はい、あ、どきますよ?」
「いいからいいから、きみは座っておきなさい」
なんでこんな喋り方をしているんだろうか。
結局来やがってこのやろうって怒っているのだろうか。
「それで? 新夜になんて言われて来ることを決意したの?」
「…………していて逃げられなかったんです」
「ん?」
「……足に頭を乗せられていて逃げられなかったんです」
体勢の問題なのか不慣れだからなのか足が凄く痛かった。
でも、先輩は私が行くというまで解放してくれそうになかったから諦めたのだ。
「えっ、ということは膝枕をしたってこと!?」
飲み物を持ってきてくれた菜緒が驚く。
うなずいたら横にいた翼先輩もかなり驚いていた。
先輩の方は「言うなよ……」と口にして微妙な顔に。
「あ、お風呂は自宅の方で入るのと、父のご飯を用意しなければならないので夜には帰ります」
「えっ、新夜に頼んで送り迎えしてもらえばいいんだよ」
「そういうわけには、帰ってくるのは21時から23時の間なので……」
「別に送ってやるし待ってもやる、だから帰ろうとするな」
「はい……」
家を知られているのだからその点についてはもうどうでもいい。
だからってそんな遅い時間に送ってもらったりするのはあれだからと言ったのに……。
この人はわがままだ、優しいのは確か……だけれど。
「そうだ、明日香ちゃんはゲームとかやる?」
「いえ、やったことがないですね、1度もないです」
「えー!? じゃあやろうよっ、楽しいよっ」
あ、これはあれだ、CMで見たことがあるやつだ。
結構最新どころか、最近発売したばかりのやつだった。
ところで、このふたりは義理の兄妹ということになるが、
「ちょっと協力してよっ」
「ごめんっ、こっちに敵が湧いててさっ」
と、とても仲が良かった。
3年ぐらいでなんとかなるものなのだろうか。
父とはそれこそ5年ぐらい普通に話せるまで時間がかかったから余計に気になる。
コミュニケーション能力の差だろうか。
「ゲームに誘ったくせにふたりだけで盛り上がるなよ」
「「あ……」」
「ほら見ろ佐伯、こんなのだったから俺は佐伯のところに行ったんだ」
「でも、楽しそうにしているところを見るのは好きですよ?」
「甘い、ちゃんと文句を言った方がいいぞ」
先輩にゲームをやらせて、こちらは依然として見ておくだけにした。
この空気を壊したくない、あとは先輩同士で楽しんでほしいのもあったのだ。
「明日香ちん、ちょっと」
「ええ」
連れて行かれたのは彼女の部屋だった。
「座って」
「ええ」
「クッションもどうぞ」
「ありがとう」
抱いていると落ち着く。
なにかに触れているということで相手の部屋にいても緊張はしない。
「この前のことなんだけどさ、好きだって言ったやつ」
「ええ」
「どうすればいいかな? どうすればもっと仲良くなれるかな?」
「そ、それを私に聞くの? あなたや翼先輩、渡部先輩が来てくれているからなんとかなっている私に」
どうすれば仲良くなれるか、そんなの相手と一緒にいる時間を増やすしかない。
が、そうしても前に進めていない感じがするからこんな私にも聞いてきているのだろう。
「だって……、なんかいつの間にか進展しているんだもん」
「ち、違うわよ、あれは公園で寝ようとしたから……付き合ってもらっているのもあってなにかしなくてはいけないって思って……」
「だからって膝枕なんてする? 求める?」
「ほ、ほら、あなたも知っているでしょう? 渡部先輩は別に私を意識しているわけではないわよ、もしそうなら普段から来ていなければおかしいじゃない?」
「本当に気になる子だからこそ遠慮しているのかもしれないよ?」
いや、それはない。
確かに異常なぐらい面倒見がいいというか、近くにいてくれたりもするけど、違う。
GWが終わればどうせまた元に戻る、今日だけ距離感がおかしかっただけなのだ。
あとは性格的に仲間外れにしているみたいで嫌だったのだろう。
それか誘ったのにいつまでも来ようとしない可愛くのない後輩をどうすれば連れていけるか、そういう風に考えて行動していただけだ。
「菜緒ー、せっかくみんなでいるのに部屋にこもらないでよー」
「あ、ちょっと忘れ物を取りに来てて。ごめんね明日香ちん」
「いいわよ」
好きな人が同じ家の中に住んでいるってそれはそれで苦しそう。
先輩が義理の兄とかじゃなくてよかった、あとはまだ好きになっていなくてよかった。
自覚してしまったら苦しくなるだけだ、このままただの先輩後輩としていたい。
少なくとも先輩はそのつもりでいるだろうから、勝手に意識して自爆したくはなかった。
「明日香ちゃん、買い物に付き合ってくれないかな?」
「あ、わかりました」
そうだ、泊めさせてもらうことになるんだからお手伝いをしないと。
何故か、翼先輩とだけ行くことになったのは不思議だったが。
「菜緒とこそこそなにを話していたの?」
「私が緊張するからとリビングから連れ出てくれたんです」
「優しいね、最初からあんな感じだったから驚いたよ。普通はさ、家族が増えるってなったら警戒とかするものでしょ? 自分とは違う性別の年頃の人間が加わるってなったら余計に。それなのに菜緒は違かったんだ。だから新夜にも感謝しているけど、菜緒にはもっとしているというところかな」
「多分、翼先輩が優しかったのもあると思います」
こっちはコミュニケーション能力が駄目すぎて父に負担をかけてしまった。
しかももう少しでましになりそうというところで母が病死し、実は当たってしまったのだ。
別に父のせいというわけじゃないのにお父さんのせいなんじゃないの!? とか言ってね。
それも決して踏み込もうとしてこないことに繋がっているのかもしれない。
「明日香ちゃんは新夜のことが好きなの?」
「……今日のこれはあの人の時間を無駄にしたくなかったからです。あの人は4人で楽しくしたいと言っていました、それなのに私が可愛げのないところを見せて嫌な思いをさせるのは嫌だって考えまして……」
「前に言ったけど新夜を狙うなら気をつけた方がいいよ、ある程度の強メンタルだったらなんとかなるかもしれないけどね」
いや、そこまでは求めてはいない。
仮に好きになっても構ってちゃんにはならないようにする。
涙も見せない、呼ばれても行かない。
そうならないのが1番だが、ひとりで抱え込んでみせる。
「着いたね、行こうか」
「はい」
慣れているスーパーと、これまでずっとひとりで買い物をしてきた身として少しリードがしたかった。
だが、可愛げのない偉そうな人間がそこに誕生して、お会計を済ませて出た頃には申し訳無さがやばかった。
「すみません……、偉そうに言ってしまって」
「いいよ、寧ろありがたいぐらいだよ?」
「翼先輩は優しいですね」
「僕は新夜と違うからね、可愛い子や綺麗な女の子にだけ優しいんだよ」
「ふふ、嘘つきですね」
私にもしてくれている時点で違うとわかる。
だって中学時代はよくブスって言われたからだ。
待て、そう考えたらそんな人間があの人やこの人の近くにいるのは迷惑なのでは?
と、いつものようにマイナス思考をしながら帰ることになった。
1度考えてしまうともう駄目で、とても普通ではいられない。
「明日香ちゃん、すぐにしまわなくても大丈夫なやつだからちょっと遠回りしようか」
「あ、はい……」
ご飯作りを手伝ったら帰ろうとしたところだったから予定が狂ったことになる。
連れて行かれた場所はあのいつもの公園だった、つまり先程までいた場所。
何度も来い来い来い来いと言ってきたから仕方がなく折れたところ。
「ふぅ、いつもひとりで買い物をしているの?」
「はい、父の帰宅時間は遅いので」
「すごいね、ある程度重いとすぐ疲れちゃうからさ。とりあえず座って?」
「はい……」
あまり長引くと菜緒を不安にさせる。
だからといって露骨に態度に出すと絶対に止められるから気をつけないと。
「どうしたの? 出てから元気がなくなったみたいだけど」
「翼先輩が言っていたように袋が重いなと。すみません、非力で」
「それだけならいいんだけどさー、なんか居づらそうな顔をしているから家に帰る前に聞いておきたかったんだ」
駄目だ、全く隠せていなかったみたいだ。
ある意味ここで聞いてくれてよかったかもしれない。
あそこでこんな話になったら渡部先輩は絶対にどうしたんだって聞いてくるから。
「なんでもないですよ、初めて他の人の家に泊まるので緊張しているんです」
「嘘だね」
「う、嘘じゃありません。関わった時間が短いからわからないだけですよ、それは菜緒や渡部先輩も同じことです」
嫌だ、同情してほしくて一緒にいるわけではない。
いますぐここを逃げ出して家に帰りたい。
鍵は早川家にあるからその前に頑張らなければならないけれど。
「そっか、じゃあ帰ろうか」
「はい、帰りましょう」
上手くあそこから出てみせる。
大事なのはタイミングだ、ご飯作りを終えた後がいいだろう。
食べさせてもらって、誰かがお風呂に入っているタイミングで家を出る。
そこまでいけば帰るなんて誰も思わないだろうからだ。
実際に家に着いたら私の戦いが始まった。
ご飯はたくさん食べられるということでカレーとなった。
これならひとりでもできるため、私がでしゃばってやらせてもらうことに。
そして19時頃にそれをみんなで食べて、洗い物も任せてもらう。
「よし、順番にお風呂に入ろうか」
「私は後でいいよ」
「俺も後でいい」
「僕も後でいいや」
え、こういうのが1番困る。
結局、私が拒み続けたら1番は菜緒ということになった。
洗い物もここで終えて、荷物を見てきますと言って隣の客間に移動する。
忘れ物をしてはならない、もししたらくれてやるぐらいでいなければならない。
「どうした、そんなに必死に荷物をチェックして」
「お菓子を持ってきていたはずなんですけど……忘れてしまいまして、取ってきますね」
あの後実は1度家に帰ったのだ、外で渡部先輩には待っていてもらって。
なので、これは作戦ではなく本当に忘れてしまったことになる。
「それなら大丈夫だよ、というか一緒にお菓子を買ったよね?」
「それはお気に入りのお菓子なんです、どうしても今日食べたいなーって」
これも本当のことだ。
私はチーズが挟んであるお菓子が好きだからそれを食べたかった。
布教したかったというか、3人にも好きになってもらいたかった。
作戦じゃない、それだけはわかってほしい。
「それなら俺も付いて行ってやるよ」
「僕も行くよ、ついでにお父さん用のご飯を準備してあげればいいよね? あ、お風呂も入りたいんだっけ、いくらでも待つから行こうよ」
「い、いいです、たかだかお菓子を取りに行くぐらいで大袈裟ですよ、まだ19時過ぎなんですからひとりで……」
「「駄目」」
こうなったら逃げることはできない。
大人しく従うふりをして引きこもってしまおう作戦に切り替えた。
まずは自宅に着いたら父の夜ご飯を準備する。
ふたりにはリビングにいてもらって、私は洗面所及び浴室にこもることに。
鍵を閉められるから何時間でもここにいることができる。
そして早くも2時間が経過。
「はぁ……」
飲み物を持ち込まなかったことは失敗だった。
それと、扉を強く叩かれるとかなり怖い。
もちろん、ふたりは心配してそうしてくれていることはわかっている。
でも、引くに引けないというか、もう合わせる顔がないというか……。
とりあえずは湯船から出て、拭いて服を着た。
扉の前に体操座りをして膝に顔を埋める。
「佐伯、どうしたんだよ?」
30分ぐらいで出ていけばよかったのだ。
それなのにこんなやり方をしたら……構ってちゃんと同じなのに。
諦めて鍵を開けたら普通に怒られた。
長時間派なんです、だから家で入ることにしたんですと言っても嘘だとしか思われなかった。
「行くぞ、菜緒が待ってる」
「嫌です……」
「もしかして翼がなんか言ったのか?」
「言ってないよ、スーパーを出てから急に明日香ちゃんが暗くなっただけ」
「どうしたんだ? 言ってみろ、言わなきゃ俺らはなにもしてやれないぞ?」
こんなことをしておいていまさら言うのもあれだが、ブスだと言われたからおふたりの近くにいるのは迷惑なのではないかなんて言ってみろ。
明らかにそうじゃないって言ってほしくてぶつけているようなものだ。
そんなの耐えられない、恥ずかしすぎる。
「これはやっぱり翼のせいだな」
「違うって、話し合いもしたんだけどなんでもないって言うから帰ってきたんだよ」
「翼先輩のせいじゃないです、私が……悪いんです」
3人は悪くない。
本当に勢いだけで行動するんじゃなかった。
明日の朝まで我慢してそこからは一緒にいないようにすればよかったのだ。
泊まりをすれば大体わかる、次に誘われることはなかったはずなのに。
「ご飯とか本当は作りたくなかったとか?」
「いえ、それをしたら、洗い物をしたら元々帰ろうとしていたんです。……違います、本当はあの後すぐに荷物を持って帰ろうとしたんです」
「分かった、荷物を多く持たされたからか」
「……中学生時代に言われたことが関係しているだけです」
「「中学生時代に言われたこと?」」
あ、やばい、結局この話題になってしまっている。
仕方がない、ここは迷惑をかけてしまったが、行かせてもらうことにしよう。
「い、行きましょう、菜緒が寂しいと思うので」
「そうだな、行くか」
「話なら後でも聞けるもんね」
渡部先輩にだけは聞かれたくない。
翼先輩だってこんなこと聞いてもあれだろうが、言わせてもらうことにする。
私は入浴を済ませたというのも大きかった。
「翼、俺は風呂に入ってくるぞ」
「うん、行ってらっしゃい」
「くれぐれも逃がすなよ? ずっと見ておいた方がいいぞ」
「大丈夫だよ」
逃げる気はない。
菜緒は不機嫌になって部屋にこもってしまっているからある意味丁度いい。
話を聞いてもらった後は部屋に行ってもらえばいいだろう。
「それで?」
「先程の続きなんですけど」
「え、新夜にじゃなくていいの?」
「……同情を引きたいわけではないんです、それにあの人は私のことなんかどうでもいいですからね」
全てを説明して、考えた通りに翼先輩には行動してもらった。
意外にも凄くすんなりと上手くいってしまい、拍子抜けしている自分だけがリビングにいた。
「あ、結局ひとりにさせてるのかよ」
「菜緒が私のせいで不機嫌になってしまったので行ってもらったんです」
「あー、まあ結構長く佐伯の家にいたからな」
「すみませんでした」
あのことは絶対に渡部先輩には言わないでくれと頼んでおいた。
これ以上迷惑をかけたくない、翼先輩に言ったのは今日を乗り越えるためにだけ。
「もう寝させてもらいますね」
「どこで寝るんだ?」
「1階の客間を借りさせてもらえることになっています、渡部先輩は翼先輩のお部屋になるでしょうね」
今日だけは我慢しろ。
これ以上、この優しい人たちを巻き込むなと言い聞かせて移動させてもらう。
上る前に布団を敷いてくれたのでもう寝ることができるのだから。
「まだ21時半だぞ」
「すみません」
「なんかおかしくないか?」
「なんでもありません」
電気を消したまま、しかも背を向けているから気にならない。
「中学生時代になにを言われたんだ?」
「つまらない話ですから」
「いいから言え、また泣かれると嫌なんだよ」
先輩の方を向いたら眩しかった。
廊下の電気は点いたままだから当然ではあるが。
まだ初夏だというのに半袖を着て少し冷えそうな格好をしている先輩。
「つ、翼先輩には言っておきましたから」
「それは俺が風呂に入っていたからなのか? それとも、翼だからなのか?」
「渡部先輩は他に優先したい人がいるとわかっていますからね、迷惑をかけたくなかったんですよ。あ、それはまあ……翼先輩にも同じですけどね」
本当にどちらにも感謝している。
菜緒のことを考えれば本当は抱えておくべきだったのだ。
でも、弱いから仕方がないと開き直って吐いてしまった。
「余計なことを気にするな、言え」
「だって……」
「だってもくそもない」
必ずこうなるから言わないようにしていたのだ、あくまでしていただけだが。
「ただ、ブスって言われていたからそんな人間が先輩たちの近くにいるのは迷惑かなって思っただけですよっ」
で、結局時間だけを無駄遣いさせて、構ってちゃんな自分がそこにいた。
恥ずかしかった、布団の中にこもりたかった、だけど人の布団とかだから我慢した。
「やっぱりかえ――」
「らせねえよ、あと余計なこと考えるな」
「……それもあるんですけど、結局、渡部先輩にとって私は……」
「後輩だ、友達だ、それだけじゃ駄目なのか?」
駄目じゃない。
付き合えなくてもいいから友達でいたい。
もっと来てほしい、来ない日がなくなってほしい。
「大丈夫ですから、聞いてもらえて楽になりました」
「そうか、途中で帰ったりしないよな?」
「しませんよ、そんなに不安ならここに寝ます?」
「異性と一緒の部屋で寝られるかよ」
先輩は「おやすみ」と言って出ていってしまった。
私も暗い部屋の中、ひとりおやすみなさいと呟いた。
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