文芸サークルで企画された『Dear K』は実現すること無く今に至ります。それにはとある理由が……そして物語の冒頭で6人の名前が出てくるのですが、エピソードタイトルになっているのは5人だけ。……これは一体何故なのだろう?そんなことを考えながら読んでいたら、あっという間に読み終わってしまいました☆ミステリー的な要素のある短編で面白かったです!
大学の文芸サークルでやるはずだった、幻の『Dear K』企画。五人は、イニシャルがみな『K. K.』なのだ。ついでに、五人で『かきくけこ』ができあがるというオマケつきである。一番の特徴は、一人でかきくけこコンプリートしている女性ですね。名前、面白いです。複数人からの視点で書かれます。ラストには、なるほどという事実もあります。見事な構成でした。名作!
ああ、こりゃやられました。いや、お見事でした。読んでびっくりの少し懐かしい味のするお話。ちゃんとおめでとうの内容になってるところがまたすごいです。いやいや、どうしてカクコンに出さなかったんですか、と思っちゃいました。降参です。