手記
積み重ねた小さな雪の結晶が、私の漏れでる音も、押し殺す想いも、吸い込んでくれる。
春が来れば、私の秘めたる
身を縮める寒さも、肌を刺す風も、今の私には心地良く感じる。
貴女の遺した偉大なる
千の冬と万の月。貴方の明達な脳と
ヒエムス・ルナ・ノクス
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