第拾階層 合格と辞表
いつも通りストレス満載の会社に出勤して業務を行う。
何も変わらない生活・・・。
本当にこのままでいいのだろうか。
この会社にいても正当な評価をされない無駄に虐げられている。
まあ俺が少し根暗なせいもあるので俺にも責任があるだろうが納得は出来ない。
でも、不景気で転職も厳しい。
いっそ、攻略者一本にでも。
そう考えつつもまだ踏ん切りが付かないでいた。
一日2万ほど稼げれば普通に暮らしていける・・・。
でも、40、50歳になってもあんなダンジョンへ入れるのだろうか。
日に日にダンジョンへの好奇心が増える。
そして攻略者という職業に憧れは大きくなってきている。
ただ、今の不満やストレスはあるが安定したものを捨ててまでも攻略者を本業とすべきなのだろうか・・・。
そんな希望と不安をグルグルと考えつつも一週間があっという間に過ぎていった。
そして、日曜日の研修用ダンジョンの帰りギルドからのメールが届く。
「合格通知: 朝日野様」
という題目だった。
翌日、勢いに身を任せ辞表を課長へたたきつけて会社を辞めるのであった・・・。
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