第4話 いっきっきのーきー

ギルヴァに連れられて居酒屋?のようなものに誘われて入ることにする

「ヘイ!ラッシャッセー」

「ここまで機械なのか…」

「店長、テーブル席空いているか?」

「突キ当リヲ右ニマガリナ!」

「分かった」

結構広いんだな、少なくとも15くらいの

テーブルに20人が座れそうなカウンター

これをロボット一体でやるとはなかなかだな

「約束通り好きなだけ食べていいぞ」

「ネルヴァさん太っ腹ぁ〜!」

「頼む前に一つ聞きたいのだがいいか?」

「いいぜ!」

「お前はここに来るタイミングが悪く今

ちょうど4回しかない本戦がない、そこで

NISSではなく他が開く小さい大会がある

そこでお前には優勝してもらいたい、その為に今日はこの後にトレーニングしてもらう」

「へ?まあ、トレーニングするのはいいけどなんでまた優勝をして欲しいんだ?俺の事

好きなの?」

「気持ち悪い、そんな訳がなかろう、その

大会には裏がありそうなんだ、なにせ」

ネルヴァはあからさまに声を小さくした

「その大会では毎回毎回チーミングが行われているらしい、しかも運営公認のだ」


チーミング:敵同士が協力し合い他の敵を

倒し自分たちに利益が行くようにする

基本的にゲームでは許されない行為


「そんな事して運営になんの利益があるんだ?」

「実はRSGはHNAFしか開いていない、それ以外は公認会社が開いているだけなんだ」

「HNAFってのは春夏秋冬の事だよな」

「うむ」

「そしてそれ以外が非公認だとなんでチーミングだと利益が行くんだ?信用を失うだけ

じゃないか?」

「基本的には公認会社が開く大会には参加費用がかかるんだ、そこで賞金を払う量を

減らす為にチーミングをするように指示させ

どちらも安定してお金が入るってわけだ」

「そりゃあかなり悪質だな」

「だからこそ、オリジナルというのがあまり

知られてないお前が優勝すれば人の印象に

残るだろうそして俺たちにはチーミングが

公表されて万々歳って訳だ、その時は優勝賞金以外にもボーナスをこちらからだそう」

「マジ!そりゃあやるしかねぇな!よし!

さっさと食ってトレーニングだ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜15分後〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「うっぷ…食い過ぎたぁ…」

「だから言っただろうここは物価が安い

のに質がかなり良いお陰様で俺の財布は

ノーダメージだ」

「やっぱギルヴァトレーニングは明日に…」

「それが通用すると思うか?」

「ひえぇ〜お許しを…」

「しょうがない…消化が終わるまでは

運動ではなく射撃の練習にしよう、それなら

問題は無いだろう?」

「やっぱやるんかぁ〜」

「さっさと行くぞ」

そうして連れられ大きなホールのような

所に連れられた

「んだ、ここは?」

「ここは射撃訓練場だ」

「ほほう…そう来たか…」

中には他に人はいなく貸切状態だった

綺麗で射撃スペースに回避の練習スペース

ジムのような所がある

「基本的にここは誰でも使える、試しにこの

リボルバーを撃ってみろ、ダミーに向かって」

バンッ

すると胴体にあたりゲームのように数字が出てくる

「今見えたのは与えたダメージ量だ、

基本的に一人当たりHPが200で後は能力

他には鎧などでSP100くらいだから

300くらいで倒せるだろう」

「この武器のダメージが70くらいだから

鎧をギリギリ壊せないくらいか」

「そして、これが鎧だ」

そうして丸みがのある三角形の少し分厚い

機械のような物を渡された

「真ん中のボタンを押してみろ」

そうして押してみると、光を放った

「それで鎧は着ているぞ、試しに撃つぞ」

バンッ

「うおっ!」

左下に表示されているSPが減っているが確認

出来た

「びっくりしたぁ、鎧は回復できないのか?」

「ああ、可能だ、だが基本的に回復するにはかなりの時間がかかる、それはHPも同じだ」

そう言いながら、大きな筒のような物を渡してきた

「これはバッテリーか?」

「ああ、そうだそしてこの小さい方がセルだ

そして気をつけ欲しいのがゲームと違い

HPの回復は基本的に無い、一応あるが

時間がかかりすぎる、だから鎧は基本的にこまめに回復する必要があるが、その前に逃げきれずにやられる事が多い、だからあまり

回復する奴は勝った後だ」

「なるほどな」

となると今ABEXとは違う点がかなりあるな

おそらくゲームと違って体力があるという

所や能力の多さ、そして自由度の高さのせいでこうなっているのだろう、だが基本的に

回復が難しいのは逃げるタイプの能力がすくないのがあるのだろう、って考えると俺の

偽物を出してその間に回復って割とありじゃね!

「ちょっと能力の確認が全くできて今から

して良いか?」

「構わんぞ」

そうして自分の偽物をイメージして出す

するとテクテクと壁に向かって走っている

そこでゲームでは自分の動きと全く同じ動きにできたばずだ

試しに全力でイメージしてみる

「ううううううんんんふううううう………

ふんぬううううううううううううううう!」

「何してるんだお前」

「駄目ダァ!」

「追加能力のことか?」

「ん?」

「オリジナルにはお前だったら自分の偽物を出す以外にも能力がいくつかある、そこで

最初に使えるのはそれだけだ、そのあとに

レイスだったらワープホールを作れるように

なっている、その後にどんどん能力が増えていっている」

「なるほどね…だがらトレーニングをした方がいいってわけだな」

「そういうことだ」

「ちなみに大会まで何日なんだ?」

「一週間だ」

「かなり余裕あるな、んじゃあやるぞ!

そうだな…まずは」

「まずは?」

「腹痛いからトイレ…」

「ちょっと心配になってきたぞ俺は」


大会まで一週間


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