「生」の有限性をどう克服するか

それでも個々の「生」というのは限りあるもので、ついついその有限さに焦燥感を覚えてしまう。


そんなときは、「生」とは積み上げるもの、と考えるといい。



よく「寿命が縮まった」とか、「限りある人生だから」とか耳にするけど、それは違う。


だって、「生」とは積み重ねていくものであり、最初から決められた量を消費するものではないんだから。


そして、「生」の終わりとされる「死」とは、最初から定められたものではなく、私たちの「生の積み上げ」を終わらせようと、ひょこっと顔を出す障害物のようなもの。


その障害物を上手くよけることが、長生きの秘訣。


だから、もう焦る必要なんてない。


定められた終わりはないんだから、自分のペースで、オリジナルな「生」を積み上げていけばいい。


「人生」とは減るものではなく、積み上げて増やしていくものなんだ。





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時間なんて、存在しない。(エッセイ) 空木 種 @sorakitAne2020124

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