一人の乙女に幸福を

 

 あかりをつけましょ ぼんぼりに〜

 お花をあげましょ 桃の花〜


 『お雛様』について少し書こうかなと思います。

 三月三日は女の子の日ですね。

 今ではそのような行事でで心をときめかすなんてあまりないですけどね。

 それでも小さい頃は、家族と一緒に飾った覚えが少しありますね。

 このうららかな時節じせつになりますと、楽しいことや嬉しいことなど少しずつ増えますね。

 その逆もまたしかりですがね。

 お雛様は、"無病息災"の意味や、将来素敵な結婚ができますようにという予祝よしゅくの意味合いもあるみたいですね。

 はっきりいいますと全く興味がありませんでしたので知らなかったですね。

 これを書くにあたってググってみたのが正直なところです。

 それとこの時期はスーパーなどの食料品店に出向きますとよくそれを実感しますね。

 綺麗なちらし寿司やトレーがちょっと可愛らしくなっているお刺身や、ピンク色が目を惹くスイーツなどなど……。

 尚且なおかつ店内もひな祭り一色! というような装飾がされているかと思います。

 あぁ、そっかもうお雛様か〜、ふ〜ん……で、私はいつも終わります。

 私の家では二月の終わりくらいから、お雛様が飾られました。

 といっても、祖父母そふぼがちゃんと毎年必ず飾ってくれるのですね。

 それはもう、いつのまにか……。

 帰宅すればその豪奢ごうしゃな存在を嫌でも感じるくらいには結構立派にしてもらっています。

 こういったことをしてくれる人がいるというだけでも本当にありがたいと常々つねづね思わされます。

 自分一人であればたぶん……いや、絶対なにもしないように思いますから。

 どこの誰からいただいた、というのはあまり分からないのですが、家では小さいガラスケースに入ったものが数個と、オルゴール付きの結構大きめのお雛様たちが並んでいるものが一つあります。(自慢ではありません)

 それと一番不思議なお雛様たちがありまして、単体で飾られているのですが、私がかなり以前に聞いたところに寄ると、集落のかたたちから一個ずついただいた……? 確かこうでした。

 もしかするとこういったことはそこここでなにか違いがあるのかも知れませんね。

 あ、譲っていただいたとかそういうことではないと思うので大丈夫だとは思っています。

 譲ったり受け継いだりするのはよくないと言いますからね。

 それからひな祭りの時期が過ぎたらすぐお雛様を片さないと、なかなか結婚できないとよく聞きましたが、あれって迷信みたいですね。

 驚きです。

 自分はしばらく多少は信じていた気がします。

 ……今年はなぜか……お雛様の近くにいる時間が長いなと、感じました。

 お座敷ざしきにあるのですが、最近は休みになるとそこで過ごすことが多いためか、長い時間眺めたりしていましたね。

 私はほんの少しの変化でも気にしてしまうたちですので、なにか気になるところはありました。

 そういったものというのは、考えるのではなく感じることで理解できるのだと思いますから。

 このような昔からの行事を一つ終えるごとに、なんだか大切にしていきたいなとも胸のうちにくものがありますよね。

 ですので私は気が向くと、今日はなんの日だろうか、とか、もうすぐなんとかの日が来るのか〜と、調べたりしてうなずいていることはあります。

 それを実行に移すのは別として……。


 今回はこのように以前にも少し思い感じていたことを、文字にできてすごく嬉しいと感じております。

 そう思うと、やはりモノを書くっていいなと実感しますね。

 自分に喋らせると九十パーセント、このようなことは伝えられないと思っています。

 喋るということ自体、下手くそでならないので……。

 と、まぁこんな感じでくくりたいですね。


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る