日々は生生流転


 『いつも同じような毎日を送っている』


 こう思っている人はさてどのくらいいるのか……?


 昨日のこと、私は休日でした。

 ここ最近の休日のおもとしましては、朝から晩まで書きものに頭をひねらせている……という状態であります。

 休日の大半を"同じ"使い方をしていますと、確かにまたいつもと同じような事をしたな、とは思ってしまいます。

 ですがその一日をよく振り返ってみますと、全く別の一日を過ごしていたのだと感じるのです。

 例えばその日一日食べた物、誰と話したか、どこにいて何をしていたか、五感は何をとらえていたかなどさまざま上がりますね。

 これは、仕事上であっても同じことと思うのです。

 私のお世話になっているかたは、『毎日朝から晩まで同じ仕事をキチッキチッとやる事はしたくないな、だってそんなの面白くないじゃん』と言っていたことがありました。

 全く悪気がなく言っていたのですが、だいぶ語弊ごへいのある言葉だなとそのときは感じました。あ、ここでも『言葉』と言うものが出てきましたね。

 本当に扱いが難しく奥深いものです。

 話が逸れましたが、同じ仕事……と言いますと大体のかたはご存じだと思われますが(私も以前そのような仕事にいていましたのでよく分かります)その中でもやはり、一日一日なにかしら違って、その日出会う人間、業務内容のちょっとした変化、仕事の進み具合、心境の変化……ここでも上げれば色々ありますね。

 今日も一日自分のやる事は分かっている、まぁ大体いつも同じだけどね……こう思っていても日々なにかしらは違ってくるのです。

 それに気づけるかいなかで見方みかたや感じ方も変わってくるように思うのです。

 前者のかた(私がお世話になっているかた)は目に見えて変化が分かるような過ごし方をしたいのだなと思うのです。

 すなわち合う人間ややることが毎日若干じゃっかん違ったもの。

 確かにこちらの方が一見すると楽しい気もしますが、反面はんめん大変な気もするのです。

 ここまでだらだらと長ったらしく書きましたが要するに、なにをしていても一日とて同じ日はないんだなと感じていただきたいのです。(特に、つまらない日々を送っていると感じている方々かたがたには)

 日々ちょっとした"変化"を感じ取るセンサーを外界がいかいに向けて、ほんの少しでもそれを受け取って欲しいとも思うのです。(常に敏感びんかんにしていると疲れてしまうのでたまにで)

 その日はその日にしか訪れないものです。


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