初めまして、自主企画から参りました。
確かに独特な世界観ですね。登場人物は片仮名表記ですが舞台は東洋風。「もののけ姫」や上橋菜穂子さんの「獣の奏者」に近い感じでしょうか。
私はモンゴルを想像しました。
まず筆致がとても丁寧な点に好感が持てました。特にカウルが禍獣に遭遇した場面では、沼の暗さや禍獣の禍々しさがありありと浮かんできました。
また、第7話の獣が飛び出してくるシーンはとても迫力があり、木の避ける音や人々の阿鼻叫喚する様子が想像できました。
1つ改善点を挙げると、冒頭の1話2話辺りは日常の場面が描かれているため、物語がどこに向かうかがわからず、読者の興味を削いでしまうかもしれないと思いました。
なので、見せ場である7話を最初に持ってきて、読者を物語に引き込んでから、回想形式で展開するとより興味をそそられるのではないと思いました。
1章を読んで興味が沸いたので、続きも読んでいきたいです。
作者からの返信
コメント大変ありがとうございます。
もののけ姫は、私も好きで少し意識しております。
獣の奏者は一部は見たことがあるんですが、まだ全体を通して見たことは無いです。いつか見たいとは思っているのですが。
舞台としては様々な土地があるのですが、カウルが今居るのは荒野です。ご想像の通りモンゴルやイスラム圏を参考にしています。今後他にも色々な土地が出てくる予定です。
改善点の件、真剣に考えさせて頂きました。
確かに最初にインパクトを持ってくるのは効果的であり、読者が離れにくくなると思います。
私も悩んだのですが、この作品はストーリー展開が遅く、じわじわと進んでいく場合が今後も多々あります。最初のインパクトに引きつけられても、そういった展開が苦手な方はいずれ離れてしまう可能性が高いと考えました。
この作品は指輪物語や氷と炎の歌といった、じわじわと進み、ある時一気に爆発させる物語を目指しています。
ですので、そのスタンスを最後まで貫き通したいと思っております。
興味を湧いて頂けたのは大変ありがたいです。もしこの先の展開を読み、また助言頂けるようなことがあれば、是非アドバイスをお願い致します。
大変興味深い世界観で、面白く読ませていただきました。
これファンタジーゲームとかに向いてそうですね!
一つ誤字の報告を。
「何だネネズミか」
これは「ネズミ」でしょうか。
作者からの返信
この小説は、アメリカで大ヒットしたゲームオブスローンズという海外ドラマと、ダークソウルという有名なゲームを参考にしております。
執筆中もゲームだったらどんなプレイになるだろうとか、どんなステージやシステムになるだろうとか、考えながら筆を進めています。
ですので私の頭の中では常にこの小説でゲームをしている状態なので、ゲームとの親和性は高いかもしれません。
誤字の件、訂正致します。
コメントありがとうございました。